投資と読書と平凡サラリーマンの私。

読書とランニングと投資を行う平凡な社会人のブログ

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【書籍】「北海道が危ない!」砂川陣 ~ プロアイヌという職業

「北海道が危ない!」砂川陣 <所感> 「差別撤廃」「人権尊重」「平和」「平等」・・・・大きな大義名分を声高に叫ぶ団体には違和感を感じている。 理由は誰も否定しないこれらの言葉によって、誰かの利益が生まれているという実態があるから。 本書はプロ…

【書籍】「習近平政権の権力構造 - 1人が14億人を統べる理由」~独裁国家は理念が明確

「習近平政権の権力構造 - 1人が14億人を統べる理由」 <所感> 習近平がいかに自分の権力を強化してきたかを記す本。 ただしChinaの将来は以下の課題に集約される。 国は引っ越しはできない以上、近隣国である日本国民としてはこの課題の影響は無視でき…

【書籍】「沙林―偽りの王国」帚木 蓬生~宗教法人という不可侵領域

「沙林―偽りの王国」帚木 蓬生 <所感> 沙林=台湾語でサリン。1994年の松本サリン事件からもう30年近くが経つ。 フィクションの体裁と言いつつ、本書は神経内科医の目線でそんなオウム真理教による凶悪犯罪を振り返っている。 また筆者が医師ということも…

【書籍】「日本共産党暗黒の百年史」松崎いたる ~時の流れで朽ち果てるのを待つしかないのか

「日本共産党暗黒の百年史」松崎いたる <所感> 共産主義とは何か?という問いには学術的にいろいろな答えがあるだろう。 しかし、日本の共産党とは何か?と問われたとき回答は極シンプルである。 答え「破壊活動防止法(破防法)に基づく調査対象団体」 そ…

【書籍】「硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ」酒井聡平

「硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ」酒井聡平 <所感> 大東亜戦争時の日本本土の激戦の地のひとつが東京都の硫黄島(いおうとう)。 その硫黄島に残る遺骨探索を果たし、硫黄島の今を伝える力作。 まず遺骨探索に参加するまでの意思と行動量が凄い。 未だ1万柱…

【書籍】「風評被害~そのメカニズムを考える~」関谷直也

「風評被害~そのメカニズムを考える~」関谷直也 <所感> 被害が生じる際には、必ず加害する存在がある。 風評被害のメカニズムとは、誰が風評加害を行っているのか。 これに尽きるのではないだろうか。 最近話題の処理水の排出も然り。 基準値未満の処理…

【書籍】「太平洋戦争の大噓 47年隠され続けた元米大統領の告発」藤井 厳喜

フーバーの「裏切られた自由」は長編で大作。 そこからエッセンスをまとめたものが藤井厳喜著のこの本。 ↓ 「太平洋戦争の大噓 47年隠され続けた元米大統領の告発」藤井 厳喜 <メモ> 1)第二次世界大戦の位置づけ ・第32代アメリカ大統領ルーズベルトの前…

【書籍】「裏切られた自由 - フーバー大統領が語る第二次世界大戦の隠された歴史とその後遺症」(上下)ハーバート・フーバー

「裏切られた自由 - フーバー大統領が語る第二次世界大戦の隠された歴史とその後遺症」(上下) <所感> 8月15日を前後には戦争モノの報道が多くなる。ただしいつも、平和は大事、あの戦争は悲惨だった。そんな内容ばかり。 決して、なぜあの戦争がおきたか…

【雑記】広島市長の「核抑止は破綻」という論理破綻

8.6は日本に刻印された数字のひとつ。 今年も広島市の「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」で広島市長が言葉の述べた。 それが「核抑止は破綻している」という内容。 この発言のロジックはロシアのウクライナ侵攻をあげて述べられている。 ウクライナは核兵器を…

【書籍】「外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?」内藤正典

「外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?」内藤正典 <所感> 外国人と暮らすことについて、著者は同化主義と多文化主義の2軸で論じ、後者の立場をとる。 そして日本が外国人を受け入れる際に、郷に入っては郷に従えと言えるのかと問題提起の姿をした反…

【書籍】「日本殱滅 - 日本本土侵攻作戦の全貌」トーマス・アレン、ノーマン・ポーマー

「日本殱滅 - 日本本土侵攻作戦の全貌」トーマス・アレン、ノーマン・ポーマー <所感> 副題が全て。 大東亜戦争こと先の大戦では開戦当初からアメリカは日本本土進攻を計画していた。 (南九州上陸はオリンピック作戦、関東上陸はコロネット作戦と呼ばれた…

【書籍】「戦争とデザイン」松田行正

「戦争とデザイン」松田行正 <所感> 「デザイン」の観点で戦争を捉えた本。「デザイン」とは、色でありシンボル・マークであり標語・フレーズである。 ここでやっぱり主体となるのは第二次世界大戦におけるドイツのナチスである。 戦争の悪役の話になると…

【書籍】安倍晋三 回顧録

「安倍晋三 回顧録」 <所感> まずこのような回顧録が準備されていたことに感謝を言いたい。 総理大臣を辞してまもなくの国会議員として選挙演説中のさなかに暗殺されることになったことを考えると、憲政史上最長の政権を成した振り返りがされていることは…

【書籍】「ラザルス―世界最強の北朝鮮ハッカー・グループ」

「ラザルス―世界最強の北朝鮮ハッカー・グループ」 <所感> 戦車や戦闘機だけが武器ではない。 軍事設備は国力の影響が大きいが、それを無効にする戦略がサイバー攻撃であり、つまりハッキングだ。 孫子の兵法の「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」を…

【書籍】「エネルギー」(上下)黒木亮

「エネルギー」(上下)黒木亮 <所感> 2008年発刊。国際的な資源ビジネスの当時の最前線を書いた経済小説。 圧倒的な情報量と取材力、そこに自身の実務経験が加わった黒木ワールド全開。 主に3つのテーマをもとに小説は進む。 ・サハリンの巨大ガス田開発…

【書籍】「モスクワよ、さらば―ココム違反事件の背景」熊谷独

「モスクワよ、さらば―ココム違反事件の背景」熊谷独 <所感> ココム違反事件・・・1980年代に東芝機械ココム違反事件。ココム(対共産圏輸出統制委員会)の規則に違反した工作機械をソビエトに輸出した事件。 この工作機械によりソビエトの潜水艦技術が向…

【書籍】「北朝鮮 1960 - 総連幹部・最初の告発」関貴星

「北朝鮮 1960 - 総連幹部・最初の告発」関貴星 <所感> 1960年代に北朝鮮への帰国運動が進められていた。そんな時代が始まる1960年に総連幹部だった著者が見た実態を書く。 帰国事業の大前提は、北朝鮮共和国(←当時はこれ)という新しい国を造るために同…

【書籍】「アジアの隼」黒木亮

「アジアの隼」黒木亮 <所感> ベトナムの火力発電所の入札をめぐる金融戦争。 日本長期債権銀行のベトナム事務所駐在の主人公が必死になって入札案件を取りにまい進する。ある仕事にそこまで打ち込めるというのは、苦労はさておき、羨ましさを覚える。 本…

【雑記】虎ノ門ニュースという番組が終わった

今更だが11/18が最終回となった DHCテレビの虎ノ門ニュース終了は残念だった。 既存メディアがタブーとしてきたことはどこかの誰かの意図の反映であったことがわかる。 その意味で保守系ではなく当たり前のことを当たり前に発信したメディアと言えた。 自分…

【書籍】「私の1960年代」山本 義隆

「私の1960年代」山本 義隆 <所感> 1990年の後半に駿台予備校 お茶の水校3号館で浪人時代を過ごした。 物理の講師はいつもシャツを古びれジーンズにタックインしている人だった。 その浪人時代の最後の授業のときその人はこういった。 「大学に入ったらあ…

【書籍】「憲法学の病」篠田英朗

「憲法学の病」篠田英朗 <所感> 良書中の良書。 問題の原因を都合の良い解釈をして論理(らしきもの)を展開し、自説を肯定するのは詭弁の論法の一つ(これはストローマン論法)であるが、これが日本の憲法学の大本にあることを丁寧に指摘し、説明している…

【書籍】「中国共産党暗黒の百年史」石平

「中国共産党暗黒の百年史」石平 <所感> 百年史である。つまり古くてもたったの100年前。 随分と過去の歴史というよりもついさきほどの出来事。そして何よりも現在進行形なことも多い。 どちらが酷いかという比較論に決してなってはいけないが、ナチスのユ…

【書籍】「知事失格―リニアを遅らせた川勝平太「命の水」の嘘」小林 一哉

「知事失格―リニアを遅らせた川勝平太「命の水」の嘘」小林 一哉 <所感> 率直な感想は取材が綿密過ぎるなあ、という点。本当に丹念に取材されている。 そして本編。東京~大阪を67分で移動できるリニア中央新幹線という国家プロジェクト。 開通予定がどん…

【書籍】「天安門ファイル―極秘記録から読み解く日本外交の「失敗」」城山英巳

「天安門ファイル―極秘記録から読み解く日本外交の「失敗」」城山英巳 <所感> 1989年6月4日の天安門事件の前夜とその後の日本の判断の考察のために、当時の外交官の極秘記録を丹念に振り返った本。 本書は日本の判断を批判するものではなく、どうしてその…

【書籍】「自衛隊最高幹部が語る台湾有事」岩田 清文/武居 智久/尾上 定正/兼原 信克

「自衛隊最高幹部が語る台湾有事」岩田 清文/武居 智久/尾上 定正/兼原 信克 <所感> 自衛隊の元最高幹部が台湾有事を想定して現実的なシミュレーションを実施。 映画「シン・ゴジラ」では日本の危機管理における意思決定プロセスの脆弱さがシニカルに表現…

【書籍】日本沈没を食い止めろ!硬直化した政治を変えるための改革

「日本沈没を食い止めろ!硬直化した政治を変えるための改革」音喜多 駿、永江 一石、中谷 一馬、藤末 健三 <所感> 「政治を変える」「政治家を変える」と威勢のいい声を上げても何も変わらないと思っている人は多い。 現にそうかのかもしれないが、なぜか…

【書籍】「中東問題再考」飯山陽

「中東問題再考」飯山陽 <所感> 日本のメディアや「専門家」の見識や解説がいかに偏っているかを鋭く指摘。 本書よりからの抜粋(意訳) イランの親日やトルコの親日は過去の歴史的事実に基づくノスタルジーであって、両国は親中が現在進行形。 親日要素が…

【雑誌】月刊Hanada2022年9月号「安倍晋三元総理 追悼大特集号」

月刊Hanada2022年9月号「安倍晋三元総理 追悼大特集号」 いつもは赤色背景に白文字で雑誌名が書かれているが、本号は背景が黒色。 雑誌全体が喪に服している。なんとも悲しい。 特筆すべきは本書(雑誌なので本誌か)宛ての書かれた安倍総理の一文。 これは…

【雑記】心から「日本を守る」と言えた政治家、それが安倍晋三

日本の政治史に残る政治家だった安倍元首相が帰らぬ人となった。 近年ではとても稀有な、そして確実に偉大な政治家だった。 それは各国の首相や元首からのお悔やみの言葉を見ても明らか。 あのとき日本のリーダーは世界のリーダーになっていた。 これから氏…

【書籍】「なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか」門田 隆将、竹田 恒泰

「なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか」門田 隆将、竹田 恒泰 <所感> 題名の質問に一言で答えるならば「日本の国体が破壊されるから」だろう。 しかし、この答えがぱっと理解できない。 なぜならば我々は日本とはどんな国か?国体とは何か?を教えられていない…