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【書籍】「完全教祖マニュアル」架神恭介、辰巳一世

<所感>

その仕組みを理解することは自衛や選定の役に立つ。

また教祖とは決して「ザ・宗教」にとどまらない。ある一定の考えに基づく集団であれば全て当てはまる。(例:党、思想、サロン、ビジネス)

サリンをまいた某宗教集団を想定して読むと非常に納得できる内容。

 

<メモ>

教祖の2大要素。思想と実践

 

1.思想

・反社会的のスタンスに意義がある→宗教は社会が抱える問題点に根差して発生するので。

・社会に反する新しい価値基準で「負け組」を「勝ち組」にするというPR文句。

・ある「前提」と現状の「問題点」は「哲学」でつなぐ。前提と問題点をはっきりさせると、哲学はインテリが勝手に作り出す。

・この哲学は誰でも理解できるシンプルな内容に。

・哲学に科学的体裁があることも重要。

 

2.実践

・魅力的なコミュニティをつくる。例:宗教施設。

・他組織(他教団)の違いを明確にするために、相手の弱点を称揚する。

・独自ルールを作って、特殊性を実感し、信仰力を強化する。例:食物規制。