「LIFE SCIENCE 長生きせざるをえない時代の生命科学講義」古森保
<所感>
科学的思考で長生きするための術(すべ)を説く本。
その術は極々普通の内容であり、昔から言われていること。
昔から言われていることにはそれなりの意味がある。あとは実行できるかが最重要。
1.科学的であるとは?
仮説と検証が繰り替えされていること。
限りなく真実に近いことはあるが「100%真実」であるもの存在しない。
そして、相関関係と因果関係の違いが分かること。
→目的と手段が逆になりがちなように、この2つの関係は混同されがち。
2.オートファジー
細胞を若返らせる機能。細胞の新陳代謝や細胞内の有害物質の除去の役割がある。
「ルビコン」というたんぱく質はオートファジーの働きを阻害する。
歳をとると「ルビコン」増える。
3.寿命を延ばすには?
オートファジーの活性化に役立つもの
1) 豆類、発酵食品(納豆、みそ、しょうゆ、チーズ、シイタケ、キノコ類)
2) 一日の食事回数を減らす(断食は非推奨)
3) 食べ過ぎず、適度な運動
<目次>
第1章 科学的思考を身につける
第2章 細胞がわかれば、生命の基本がわかる
第3章 病気について知る
第4章 細胞の未来であるオートファジーを知ろう
第5章 寿命を延ばすために何をすればいいか