「脳を鍛えるには運動しかない」ジョン J.レイティ
<所感>
タイトルの通り。とにかく運動をしよう!というシンプルな内容。
運動にはこのような効果がある。まさに万能薬のよう。
→学習能力の向上、ストレスの緩和、不安の回避、鬱の治療、健全な老化等。
これらの効果がエビデンスとともに記されている。
ただしそれぞれの効果を発現するには、いつ、どのような運動をどれくらいすべきか?の定量化は難しい。
しかし本書を通じて汎用性があるのは「最大心拍数(=220-年齢)が75%程度の運動を毎日30分程度」と理解できる。
軽いジョギングや軽いダンベルもった筋トレや自重トレでこれは達成可能。
あと何より大事なことは継続。
心も体も健康となるための要素は「運動、食事、睡眠」。結局、そういうことだ。
<目次>
第1章 革命へようこそ―運動と脳に関するケーススタディ
第2章 学習―脳細胞を育てよう
第3章 ストレス―最大の障害
第4章 不安―パニックを避ける
第5章 うつ―気分をよくする
第6章 注意欠陥障害―注意散漫から脱け出す
第7章 依存症―セルフコントロールのしくみを再生する
第8章 ホルモンの変化―女性の脳に及ぼす影響
第9章 加齢―賢く老いる
第10章 鍛錬―脳を作る