「誰があなたを護るのか - 不安の時代の皇」原作:青山繫晴、作画:ヒロカネプロダクション
<所感>
かつて出張でアブダビにいったときにドライバーと話をした。彼が何人か忘れたが、イスラム教信者であった。
会話の中で暦や歴史の話になった。イスラム教国にはイスラム暦という独自の暦がある。西暦622年からスタートしている。なるほど。
ちなみに日本にも独自の暦がある。皇紀といって紀元前660年からスタート。つまり今は2600年以上。言い換えると日本の歴史は2000年以上ある。
こういうとめちゃめちゃ驚いていた。
しかし「なんでそんなに国の歴史が続いているのか?」。この質問には答えられなかった。
この本にはその答えがある。
そして女性天皇と同列に女系(母系)天皇を語ることへの違和感やその背後にある意図に気が付く。そんな本。
自国の歴史を学ぶことに右も左もない。
寧ろ世界がボーダレスになっている今こそ学ぶとき。
<目次>
裸の姿を見よ―前書きにかえて
プロローグ 天皇陛下って?
第1章 天皇陛下は何のためにいらっしゃるか
第4章 旧宮家って何
エピローグ
『誰があなたを護るのか―不安の時代の皇』解説
あなたのこゝろへの手紙―後書きにかえて