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【書籍】「学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方」サンキュータツオ

「学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方」サンキュータツオ

 

<所感>

最後に国語辞典をめくったのはいつだろう・・・しみじみ。

「めくる」という感覚を思い出させる本。

 

印象的だったのは国語辞典の最高峰と思っていた広辞苑

収録語20万語のうち、これぞ国語辞典に載っている言葉(=一般語)が6万語。残り14万語は百科事典の言葉。

つまり広辞苑は国語辞典ではなく百科事典的国語辞典。

 

そして、百科事典と国語辞典を兼ね揃えた最高峰こそが「日本国語大辞典

50万語掲載。そしてなんと全13巻+別巻1冊という構成。

(アマゾンで全巻セットが57000円!)

語数よりも全13巻という物理的なボリュームがすごい。

 

しかし、ボリュームがありすぎて持ち運びも大変。

よって一冊でまとまっているというメリットに岩波書店ブランドを加えた広辞苑がザ・国語辞典となったよう。

このような背景は面白い。

そしてインターネットのない時代の苦労がしのばれる。。

 

尚、本書で推薦の国語辞典は11冊。このように多様な辞書が存在するのは言葉の意味は普遍性はなく、変化もする証拠である。

二冊以上の辞書の読み比べて違いを堪能する。

この楽しみは老後に取っておこう笑。

 

 

<目次>

この本に登場する主な辞書

自分だけの一冊がわかる!? オススメ辞書占い

はじめに

第一章 広くて深い辞書の世界をナビゲート

1.国語辞典は、みんなちがう!

2.国語辞典のルーツ

3.辞書の中にもブランドがある

4.国語辞典は二冊持つ時代

5.なぜ、こんなに多様化したのか?

6.忘れちゃいけない文法問題

7.辞書のディテールを楽しむ

第二章 タツオセレクト! オススメ辞書ガイド

1.キャラクターで解説! 個性派辞書図鑑

『岩波国語辞典』

新明解国語辞典

明鏡国語辞典』 

集英社国語辞典』 

新潮現代国語辞典

『ベネッセ表現読解国語辞典』 

『角川必携国語辞典』

『新選国語辞典』

三省堂国語辞典

『日本語 語感の辞典』

『基礎日本語辞典』

コラム『基礎日本語辞典』著者 森田良行先生にインタビュー

2.まだまだある! 紹介したかった「国語辞典」たち

3.タツオオススメ「辞書関連本」