「超・箇条書き―10倍速く、魅力的に 伝える技術」杉野 幹人
<所感>
メールやプレゼンなど書いて人に何かを伝えるときとても役に立つ良書。本当に良書。
もちろんこの技術があれば書くだけではなく、話し方も改善すること間違いなし。
特に参考になったのは2つ。
「物語化」の技術における「固有名詞」と「メッセージ化」の技術の「否定」。
1.物語化の固有名詞
抽象度の高いものを伝えるときに固有名詞の例をセットで伝えて生々しさを出す
「売り上げ達成の施策の提案の場合の事例」
原文:中堅顧客には関連商品も併せて提案し、販売数を伸ばす
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改善:中堅顧客には関連商品も併せて提案し、販売数を伸ばす
(例)ダイアモンド・メーカーも提案する
2.メッセージ化の否定
何をしないかを提示して、何をするかの意図を伝える
「新入社員の来年の抱負の事例」
原文:生産性を上げる
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改善:長時間労働に走るのではなく、生産性を上げる
構造化はいつも意識しているが、物語化やメッセージ化はまだまだであることに気が付く。
これから実践してみよう。
なお、構造化の練習の手段の一つは英語でメールを書くこと。
英語はその言語的に構造的に書きやすい文章だし、構造的書き方を身に着けるテンプレート的にメールが書けるので便利。
英語に四苦八苦している人にはうってつけ(自分のことである)。
<目次>
序章 なぜ箇条書きが、最強のビジネススキルなのか?
第1章 超・箇条書きの技術1 構造化
第2章 超・箇条書きの技術2 物語化
第3章 超・箇条書きの技術3 メッセージ化
第4章 超・箇条書きをもっと使いこなす