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【書籍】「最強の集中力 本当にやりたいことに没頭する技術」ニール・イヤール

「最強の集中力 本当にやりたいことに没頭する技術」ニール・イヤール

<所感>

1. ハック的に参考になること

・To do listの作成は重要。ただし「何をしたいか」ではなく、「なぜしたいか」から始める。

・注意散漫の戦いの大半は外部要因。特にメール。

対策1:そもそものメールの送信数を減らす

対策2:メールはすぐに返信しない。

 

2.組織面の集中力

・チームの成功に共通する5つの要素・・・相互信頼、構造と明確さ、仕事の意味、仕事のインパクト+心理的安全性。「心理的安全性」が最も重要。

心理的安全性・・・チームの中自分の考え、疑問、懸念、誤りを口に出しても、罰を受けたり、恥をかいたりすることはないと信じられる状態。

心理的安全性を生み出すステップ

1st 仕事は処理すべき問題でははなく街区醜状の課題を定義。その課題解決には全員と頭脳と意見が必要という姿勢をとる。未来は不確かなので。

2nd 上司が間違える可能性があることも認める

3rd リーダーは好奇心をもって多くの質問をする。

 

集中力を個人の能力アップのための捉えるとハック的な側面志賀参考にならない。

しかし組織人として視座を上げれば、心理的安全性の必要性は嫌と言うほどわかる。

この点が言語化されている一点において本書は良書と言い切れる。

 

<目次>

第1章 あなたのスーパーパワーとは?

第2章 集中を維持する

PART 1 内部誘因をコントロールする

第3章 何が私たちを駆り立てるのか

第4章 時間の管理は苦痛の管理 など

PART 2 集中するための時間をつくる

第9章 価値観を時間に変える

第10章 結果ではなくインプットを管理する など

PART 3 外部誘因にハックバックする

第13章 重要な問いかけ

第14章 仕事を妨害する誘因にハックバック など

PART 4 プリコミットメントで注意散漫を防ぐ

第22章 プリコミットメントの力

第23章 努力契約で注意散漫を防ぐ など

PART 5 職場を集中できる環境にする

第26章 注意散漫は組織の機能不全のサイン

第27章 注意散漫の改善は、企業文化の試金石 など

PART 6 集中できる子どもの育て方

第29章 便利な言い訳を避ける

第30章 内部誘因を理解する

第31章 集中するための時間を一緒につくろう など

PART 7 互いの集中を邪魔しない関係を築く

第34章 友人の間で社会的抗体を拡散する

第35章 気を散らさないで深く愛する