「リーダーの戦い方―最強の経営者は「自分解」で勝負する」内田和成
<所感>
キャリア面談等でどんなマネージャーになりたいか、自分のマネジメント像はなにか、を考える参考になる。
(マネージャーとリーダーの違いについては割愛)
大前提:リーダーシップには正解がない
重要1:3つのリーダーを混同しない(尊敬するリーダー、その人の下で働きたいと思えるリーダー、自分のリーダー像)
重要2:コントロールできないこと(環境要因)、コントロールできること(戦略変数)は違う
特に環境要因として、組織が置かれた状況/組織の癖/自分が置かれた状況/自分の特性はまず見ないといけない。
コントロールできないことをどうにかしようとしても仕方ないのである。
その代わり、コントロールできる戦略変数(What:何をするか、How:どのように実行するか)を考えることにエネルギーを使わないといけない。
なお、本書のは個々人の特性と事業環境を理解して、自分のリーダーシップが発揮できるようにしようといいつつ、それ以上に大事な点として「運」をあげている。
それを言っちゃあお終い!と言いたいが、しばし社会人をやっているとこれは世の中の真実と思うこともしばしば。
<目次>
第1章 リーダーシップに正解はない
第2章 できることと、できないことを区別する
第3章 得意技を知る―最も得意な戦い方はどれか?
第4章 ジレンマを乗り越える
第5章 答えのない時代だからこそ求められるもの