「変見自在 バイデンは赤い」 髙山正之
<所感>
豊富な知識で切れ味のよい文章。短文の中に固有名詞や日付が盛り込まれた、わかりやすい文章の見本。
そして軽妙な文体と歴史修正主義でもなんでもなく違うことは違うという内容は、まさに髙山節。
本書の切れ味のよい文章の例。
P18 “中華門の南、雨花台にも行った。毎日新聞記者、浅海一男の「百人斬り」の与太話を唯一の証拠にして向井敏明、野田毅少尉がここで銃殺された。
浅海は「日本軍は残虐」を証明した功績で戦後、北京に豪邸が与えられ、娘は北京大に入れてもらった”
P112 “…朝日が並べた脱原発の理由は吉田清治の話と同じ、悉く嘘だ。
電源喪失は津波であって地震は関係なかった。軽水炉の使用済み燃料では核爆弾は作れない。“
P173 “…朝日は子宮頸がん(HPV)ワクチンに執拗に因縁をつけていた。接種したら「私は歩けなくなった」「私は記憶を失った」とかの少女の妄想キャンペーンを展開し、ついに厚生省に接種をやめさせてしまった。
WHOは吃驚した。…非難の声が集中すると朝日は2017年12月19日を最後に沈黙を決め込んだ。そして3年半、朝日は先日の紙面で突如、「HPVワクチン接種で子宮頸がんを75%を抑え、死亡例はなかった」と褒めたたえた。
本来なら「昔、北朝鮮は地上の楽園とやったのと同じくらい罪深いキャンペーンでした。御免なさい」とお詫びするところだろう“
しかし、一体全体、朝日新聞や毎日新聞を購読しているのはどんな人なんだろうか。。(ただし高齢者除く)
<目次>
第1章 学者なんて信用できない
第2章 世の通説に疑問を持て
第3章 日本人には分かりにくい民族問題
第4章 東京オリンピックは何を遺したのか
第5章 世界に蔓延る嘘を斬る