「反日石碑テロとの闘い ―「中国人・朝鮮人強制連行」のウソを暴く」的場 光昭
<所感>
コミンテルンが仕掛けた歴史歪曲・捏造はかなり浸透している。
この浸透は従来メディアはもちろんだが、日本の国土の末端部でより色濃い。沖縄と北海道だ。
本書は北海道東川町にある「中国朝鮮人強制連行事件殉難烈士碑文」を軸として、北海道が赤い台地となっている現状を丹念に取材したレポートである。
赤い台地の赤色はあの赤の色だ。
著者の粘り強い調査や活動による内容だけに、捏造の現状が克明に書れている。
正直その克明さはもう読みたくなくなるくらいである。
何故そこまで真実を見ようとしないのか。そうすることは誰か目的か、都合がいいのか。
今の時代を生きる我々(特に現役世代)がやるべきことはシンプルだろう。
まず歴史的事実が歪められていることを知ること。そしてそれを正すことだろう。
プロパガンダではなく捏造であり、浸透工作というよりもテロである。
これは現在進行形。そして絶賛加速中。北海道民以外も決して他人事ではない。
<目次>
1 反日石碑テロは東川町から始まった
2 東川町朝鮮人強制動員感謝の碑
3 “朝鮮人強制労働者”の墓や遺骨も捏造―美瑛町のニセ人骨・ニセ墓穴事件
4 北海道新聞への公開質問状
5 猿払村共同墓地の石碑テロ
6 ニューヨークタイムズ東京支局長マーティン・ファクラー氏からの取材申し込み
7 私的に建立される強制連行追悼碑
8 呉一相の真実―北海道新聞記事から読み取る“強制連行”の実態