「多様性の科学―画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織」サイド・マシュー
<メモ>
「認知的多様性」が重要性という。
違う見方をする者が強力しあうと、一人の時よりも多くの発見が得られる。
例え個人個人に高い洞察力があっても、集団で盲目になることがある。
→これは洞察における視点が同じならば偏りが生じるので。
つまり多様性がないことは潜在的に固定観念があることに等しい。
ただし、肌の色や性別が異なることは認知的多様性が高まるわけではない。
多様性には根拠が必要。
根拠のない盲目的な多様性は「多様性」をただ謳っているだけで無知な集団を形成するだけ。
こう考えると「財務」に関する省庁なのになぜか経済学部ではない東大法学部出身が基本の財務省は最も多様性が無い集団といえる。もっとも財務省は権力があれば他に何もいらないのだろうが。
<目次>
第1章 画一的集団の「死角」
第2章 クローン対反逆者
第3章 不均衡なコミュニケーション
第4章 イノベーション
第5章 エコーチェンバー現象
第6章 平均値の落とし穴
第7章 大局を見る