「アスリートの科学 能力を極限まで引き出す秘密」久木留 毅
<所感>
幅広い観点(ウエイト、リカバリー、栄養など)で様々な協議に言及しているため、少し物足りなさもあるがリズミカルに読める本。
特に気になった点。
1.リカバリー
温水浴(36℃以上の温水に10-24分浸水)hリカバリー効果なし。
つまり単に湯船につかるよりも、冷水浴や温冷交代浴がよい。
2.コーチング
単なるトレーニングだけ頼らない。暗黙知を言語化して、形式知することができると効果的。
(この視点は組織でも当てはまるなあ。)
従来はこの形式知化はとても困難だったが、映像技術が大きな助けになる。
自分のフォームをスマホで撮影して見てみる。現代ならばこれが最も簡単にできる第一歩目。
<目次>
第1章アスリートの記録はなぜ伸びるのか。競技はなぜ進化するのか
第3章 アスリートはいかに効率的に身体を作っているか
第4章 ウェイトコントロールの科学
第5章 アスリートと水分
第6章 環境とパフォーマンスの科学
第7章コーチングの科学――スポーツ心理学最前線