「超・殺人事件」東野圭吾
<所感>
小説家をテーマにした短編集。2004年発刊。今から約20年前。
短編集ゆえに面白さの濃淡の振れ幅は大きい。
特に「魔風館殺人事件(超最終回・ラスト五枚)」は返金レベル。
ただし最後の「超読書機械殺人事件」は含蓄がある。
作品自体もそうだが、2023年のChatGPTで現実のものになりつつあると言える。
20年の月日が作品が主張するシニカルさ無力にする。
内容よりもそんな現代技術に思いを馳せてしまう作品。
<目次>
・超税金対策殺人事件
・超理系殺人事件
・超犯人当て小説殺人事件
・超高齢化社会殺人事件
・超予告小説殺人事件
・超長編小説殺人事件
・魔風館殺人事件(超最終回・ラスト五枚)
・超読書機械殺人事件