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【書籍】ドキュメント候補者たちの闘争 ~ 選挙は選挙システムで戦うだけのゲーム

「ドキュメント候補者たちの闘争 - 選挙とカネと政党」井戸まさえ

 

 

 

 

<所感>

著者は衆議院議員一期の経験がある。自分自身の経験も踏まえて選挙制度や実状といった選挙システムを論じた本。

ただし民主党民進党立憲民主党という経歴なので、自由民主党には手厳しい記載が散見される(特に杉田水脈には)。

 

現行の選挙システムでは一般人が議員になりにくい点の指摘。

従来ならばその足掛かりが政経塾的なものだったが現在はその地位は低下という。

では今後はどうあるべきか?その点の言及が欲しかった。

また比例制度は問題はありながらも議員には都合がいいから継続されるという。

ただし比例名簿の上位に誰が載るかはブラックボックス。ここに載りさえすれば受かる人がいるのはどうなんだと問題提起。

それはいいのだけど、この点でやけに杉田水脈を目の敵にしている様子である。

 

選挙は議員のためではなく国民のためであるという、目的と手段の逆転に触れてない点が残念。

 

あと2017年総選挙では民進党はその前の民主党の「負の遺産」に苦しんだとある。

いや、それは自業自得というだけなのでは。

 

 

<目次>

第1章 二〇一七年「異次元総選挙」を闘って―野党第一党の消滅,「排除」をのりこえ新党結成

第2章 候補者とカネ―「異次元総選挙」にぶち壊された資金計画

第3章 政治は常に人材を求めている―候補者リクルーティングの実態

第4章 自民党は二〇一七年総選挙をどう闘ったのか―失われた刷新の機会

第5章 新しい政治はどこにあるのか―不寛容なリーダーシップの果てに

終 章 そして,また「候補者」は誕生する