「マスカレード・ナイト」東野圭吾
<所感>
高級ホテルが舞台。
犯人やトリックよりもそんなホテルのコンシェルジュという仕事への関心が高まる作品。
ちゃんと取材を重ねているであれば、コンシェルジュってここまでするのか!?とその驚きが本作一番の見どころ。
まあ、そんなコンシェルジュのお世話になる事なんてないのだが。
うごめく人間模様はミステリーそのもの。
食事2人前を部屋で取る意味も、まあ普通。
とにかく見どころはコンシェルジュの仕事であり、所作であり、思考回路。
なお、読了後に知ったが本作は映画化もされているとのこと。
仮装パーティーゆえに映像映えするということか。
<紹介文>
若い女性の他殺体が発見。警視庁に届く一通の密告状。犯人は、コルテシア東京のカウントダウン・パーティに現れる!?