投資と読書と平凡サラリーマンの私。

25年秋~足関節脱臼骨折により隠居中の市民ランナー&個人投資家。元サブ3.5。

【書籍】「もう一度歩けるに挑む」~システムを作って運用することの困難さ

「「もう一度歩ける」に挑む 救命救急センター「チーム井口」の覚悟」高橋ゆき子

 

昨年9月。トレランの大会参加。土砂降り。

am 6:30、右足を滑らし、転倒。歩けなくなる。救助を待つ。

am12:00、病院着。右足脱臼骨折と判明。即手術必要。この病院では対応不可ですぐに転院。

pm16:00、転院先の病院で脱臼の手術(4日後に骨折の手術を実施)

怪我発生から手術まで約10時間。

 

術後は足の指が麻痺しており感覚ゼロ。10か月経過して7割ぐらい復帰。

転倒時に神経までダメージがあったかは不明だが、ここまで回復したのは即日手術のおかげと推測する。

 

神経系のダメージは

・外傷発生時のダメージ(一次損傷)

・あとから神経が腫れて圧迫されるダメージ(二次損傷)

に分かれる。手術でなんとかできるのは二次損傷のみ。

特に中枢神経のけがとなれば全身の完全まひや下半身不随となり、人生が激変する。

少しでも二次損傷のダメージを減らすには少しでも早く手術をすること。

本書は4時間以内を推奨している。

 

じゃあ、どこでもそうすべきでは?そうは問屋がおろさない。

この「4時間以内」は登場する医師たちの経験則からくるものであるのでEvidence-Based Medicineとは言えない。それが壁の1つ。

それよりも大きな壁が「4時間以内」に処置できる体制がつくることが非常に難しい。

 

いかにシステムを作ることができるが、それを運用できるか。

これは医療に限らない。仕事でもどんな組織でもあるだろう。こうすべき。こうしたらいいのに。

その実行の困難さを脊髄損傷を対応する救命救急センターの事例からもまざまざと痛感する。

 

良書。

 

【雑記】服首都構想という日本のBCP

副首都構想は「大阪ありき」でいいのか? 国会論戦が見落としている“超重要論点”と必要条件を満たす“大穴”の最強候補(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

 

よい問題提起。

 

首都移転を勘違いしている論も散見されるが、あくまでも首都の機能を代替地の確保というBCPのこと。

それの必要性は納得。

 

災害リスクを考えると東京はまずは地震だろう。

その軸から考えると候補地が大阪であることはクエスチョン。

 

条件1.東京で地震→南海トラフ巨大地震のエリアは除外→東海、近畿、四国は除外

条件2.政令指定都市は権限が強い→県と市の一体運営はネック→政令指定都市があるところは除外

条件3.インフラなど→新幹線があると何かと便利→新幹線があるところ

 

そう考えると、北陸の県は有力候補地になりうるのでは!?

是非とも手を挙げて欲しい。

 

あと条件2を踏まえると、北海道が政令指定都市を廃止すればそこも有力候補か。

【小説】「君が手にするはずだった黄金について」~キラキラした青春ではないけれど

「君が手にするはずだった黄金について」小川哲

何をもって青春かはわからないけど、時期で区分するなら学生生活はまさにその時だろう。

きっと誰にでもある。自分が生まれたときから大人だった親。そんな親にも学生野青春時代があった。

先日父が珍しく60年前の学生の思い出を話した。
話の内容よりもその時代を語ったときの楽しいそうな口調。それが青春か。

自分もだんだん大人になり、絶え間なく学生時代を、青春を懐かしむようになる。その結果、必然的に青春を主とした小説に惹かれるようになった。でも青春はいつもキラキラしているものではない。自分の場合がそうであったが、あのころは後ろ向きで鬱屈した思いが強い。当時今のようなSNSがあればもっと曇天模様だっただろう。

そんな状況で惹かれた作品といえば宮本輝「青が散る」「春の夢」。何物でもなく将来へ漠然とした思いをもった人間がそこにいる。自己を投影して構わない。

「君が手にするはずだった黄金について」をふと手に取った。著者の自叙伝的のような小説で主人公や人間関係が学生時代に紐づいた短編集。ある種の青春モノとくくることができる。何よりも全体的に雲が覆ったような世界観。まさに好み。酒肴となる一冊。

 

 

 

【雑記】出張の合間に損切りする日

新幹線に乗って出張に。

→損切り

→打合せ
→損切り
→ランチ
→打合せ
→損切り
→帰路

【書籍】「精神と物質」~人生を変えた本。利根川進先生にご冥福を

「精神と物質」利根川進

 

約30年前。進路を考えていた高校生時代。

文系or理系を思案していたその時にこの本を読む。

内容は難しかったが「生物の能力を活用する=分子生物学」と解釈し、その分野に興味を持った。

そうすると理系か。そう思ってそっち側に。

 

その後は浪人するも第一希望に落ちたがとりあえず工学部に。

そこではは微生物を活用した微粒子合成の研究に携わるが、自分に研究は向いてなあと気が付く。

その結果社会人経験のほとんどが営業系に。

人生とはこんなものだ。

 

しかし、間違いなく言えるのは、人生の分岐を変えた本があるとするとこの本はその一冊。

その著者の利根川先生が亡くなられた。

自分が言うまでもなく日本のみならず世界の科学史に残る偉大な学者。

ご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

【骨折】やっと小走り。まだ先は長い。

昨年、右足首を脱臼骨折して手術。約300日経過。

術後、初めて走ってみた。

走ったと言っても小走りで20-30m程度。

痛みはない。ただし違和感は大きい。足首の稼働が狭く、バネもなく、左右アンバラ

ンス。そして腫れる。

 

その後、念のために診察に。

自分「そもそも走っていいですか?」

先生「腫れが残らない程度ならOK」

自分「足の麻痺は7割程度回復です。あと3割は?」

先生「時間をかけるしかない。あと半年ぐらいかな」

自分「そもそもどこまで元通りになりますか?」

先生「こればかりはなんとも・・・」

 

今後どこまでのランニングができるかはまだ不透明。

小走りができるようになった前進は吉報と受け止めたい。

 

平凡市民ランナーに戻れる日は果たしてくるだろうか。。

 

 

 

【書籍】「自分の意見で生きていこう」~反応に惑わされない

「自分の意見で生きていこう - 「正解のない問題」に答えを出せる4つのステッ

プ」ちきりん

 

良書。

 

正解がある問いは調べればよいだけ。

正解がない問いに立ち向かうことが大事で、それは意見を持つこと。間違えないのだ

から。

そんな内容。

 

どうやって意見をもつかはのステップが書かれているが精神も大事だろう。

正解がない→間違えがない→極論として何を言ってもいい。

精神論過ぎるけど、そのぐらい振り切ってもよいのかも。

 

意見を持つとは言い方を変えるとスタンスを取るということ。

自分はどのスタンスをとるかは日常、とくに仕事では意識している。

スタンスがあるからこそ乖離が明確になる。

 

またこの時に相手がスタンスを取っているか(持っているか)を探ることも大事。

本書でも言及しているが反応だけしている人はスタンスを取っていない。つまり意見

を持っていない。

この人の発言は「意見」か「反応」か。

そのフィルターをかけるだけで、議論の質が別物になる。

 

 

 

<目次>

1 「意見」とはなにか、なぜ必要なのか

2 「反応」だけではダメな理由

3 SNS時代に「自分」を創る

4 生きづらさから脱却しよう

5 リーダーシップの最初の一歩

6 オリジナルの人生へ

練 「意見」をもてるようになる4つのステップ