投資と読書と平凡サラリーマンの私。

読書とランニングと投資を行う平凡な社会人のブログ

【雑誌】月刊Hanada4月号、河井克行氏の連載 ~ 地方マスコミの幻想論

元法相の河井克行衆院議員は選挙違反事件で実刑判決を受け服役をしていた。(個人的にはこの事件、買収された議員の罪は不問になっている点にとても闇深いものを感じている)

そんな河井氏は服役中は「獄中日記」、昨年の仮釈放後は「いざ、再出発」と題名を変えたエッセイを月刊Hanadaにて連載している。これがとても面白く、Hanadaの中で欠かさず読んでいるタイトルのひとつ。
そんな月刊Hanada4月号の「いざ、再出発」では、地元であり地元の広島での関係者との再会が多く述べられている。

ここで非常にひかっかるのは地元のマスコミの質。特に中国新聞
石丸 安芸高田市長に対するそれのように、とても中立的と思えない姿勢がここでも見られる。

各地にはその土地をしきるマスコミ(新聞社やテレビ局)がある。
知る権利による報道の大義の旗を振っているが、そこにはどんな信念があるのだろう。
公平で中立的な報道という幻想を標榜するくらいならば、いっそ放送法の対象外である地方新聞社は自分たちのスタンスを明確にして欲しい限り。

 

 

 

【書籍】「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子 ~ 強く戦うことが見たい

「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子

 

<感想>

小説は最後まで目を通さないと味わいが半減。

と思いながら読了したが残念ながら最後まで没入できなかった。

読解力の無さだろうか。はたまた好みの問題か。

 

個人的にはきっと、少年には力強くあって欲しかったから。そんな姿を見たかったから。

戦った結果はどうであれそんな仮定に惹かれるのだ。

 

 

 

<内容紹介>

「大きくなること、それは悲劇である」。この箴言を胸に十一歳の身体のまま成長を止めた少年は、からくり人形を操りチェスを指すリトル・アリョーヒンとなる。盤面の海に無限の可能性を見出す彼は、いつしか「盤下の詩人」として奇跡のような棋譜を生み出す。静謐にして美しい、小川ワールドの到達点を示す傑作。

 

【日常】地方から上京した凡人の生き方 ~ MOROHAより

MOROHAの歌はなかなか聴けない。

理由はその歌があまりにも突き刺ささりすぎるから。

ここまで心を抉られると対峙するのが難しい。

 

「上京タワー」(アルバム「MOROHA IV」)

ずっとこの街で年をとるの?

絶対嫌だ 行くならば今だ

経験 感性や可能性

無闇に信じ飛び出した故郷

 

何者かになりたいと思ったけどなれると思ったけど、気が付くと何者にもなれてはいない。

時が流れて歳を重ねるとその現実を受け入れている。

あの日に上京した地方出身者のきっとほとんどの、いやかなり多くの人はそうかもしれない。

少なくとも自分はそう感じている。

 

じゃあそんな凡人はどうする?MOROHAは決して諦めない。

ただ人生を真っ当することを叫ぶ(文字通り叫んでいる)

そう、決して自暴自棄になるわけでもなく愚直に進むことを。

この信念はeastern youthにも通じる点がある。

 

「三文銭」(アルバム「MOROHA Ⅱ」)

ぶっ飛んでなくていいぜ。いかれてなくたっていいぜ。

普通でいいんだ。

真っ当は真っ当なりにお前を全うしろよ。

おれはおれを全うするよ

 

何が言いたいのか?

故郷の景色は大事ということ。

 

MOROHA II

MOROHA II

  • アーティスト:MOROHA
  • Rose Records
Amazon

 

MOROHA IV(通常盤)

 

【書籍】「ランニングの処方箋 - 医者の僕が走る理由」大槻 文悟 ~ まだいける気がする

「ランニングの処方箋 - 医者の僕が走る理由」大槻 文悟

 

<所感>

ラソンやトレランの経験者必見。非常に面白い。

著者はマラソンサブ3、トレイルでは信越五岳110kmで準優勝の経歴をもつ京大医学部出身の脊椎外科医。

本人は終始謙遜しているが、ガチランナーである。

 

まず特筆べきは前書きがIPS細胞でノーベル医学賞受賞の山中伸弥先生であること。

京大とランニングつながりらしい。

こんな方が一筆を寄せるランニングの本は普通は無い。

 

医者の見地というより科学的データやエビデンスに基づいてランニング(特にフルマラソンとトレラン)のアプローチを述べている。

補給食にたんぱく質をとってもレース中に筋肉は修復されないので意味ない、とか。

 

また自分自身のトレーニングデータをそのエビデンスに重ね合わせ検証しているが、この点は自分のような一般的市民ランナーにも参考になる点が多々あり。

この辺のデータは参考になる。

・トレランレースの難易度の目安は「距離(km)+累積標高(km) x 9~10のkm」

 例:100kmで累積標高4000mなら100+4x9~10=136~140kmのロードと同じ。

・傾斜が急になると必要エネルギーは大きくなる。

傾斜10、15、20、30%では平地に比べて、1.7倍、2.1倍、2.6倍、3.7倍。

・糖質の必要量:レースタイム18時間以上→250kcal/h、12時間→200cal/h、6時間→100cal/h。

 

著者はアラフィフ。しかしこの年齢になっても、特にウルトラマラソンやトレランは研究データがすくなく、寧ろ伸びしろ満載。

何よりも今が一番速く走れると感じているとか。

この姿勢を見習ってランニングライフを続けたい。

 

ちなみに本書ではトレランのトップランナーの西村広和、丹羽薫選手のインタビューがある非常に面白い。

願わくばここに同じ京大医学部出身でUTMF2013を優勝者の原良和選手のインタビューも載せて欲しかったところだ。

 

 

 

<目次>

序章 僕が走る理由

第1章 人は走れるように進化した

第2章 健康と長寿

第3章 これから走ろうと思っている方へ

第4章 運動生理学の基礎知識

第5章 フルマラソンへのアプローチ

第6章 フルマラソンの向こう側

第7章 ランニング障害と加齢

終章 脊椎外科医の僕と走る僕

【書籍】「左利きの言い分」大路直哉 ~ 左を大事にする日本(注:左はサヨクのことではない)

「左利きの言い分」大路直哉

<所感>

手が左利きの人の割合は約10%。少数者=マイノリティ=優遇を!という流れではなくて一安心な内容。

 

左利きの人は日常の不便さ(駅の改札など)を右利きの人の性にしない大人人間。

だから右利きの人にもそんな共感力を持ってほしいという点が趣旨。

 

面白かったのは「左」と「右」の意味合い。

ヒンドゥー教では左手は不浄とされている。日本ではどうか?

例えば左大臣と右大臣では左大臣が上のように、日本では左が上位とされている。

正確には祝祭といったハレのときは左が主となるという。

日本神話の最高神といえる天照大御神伊邪那岐命イザナギノミコト)の左目から生まれているが、左を上位とするのはこれが起源かもしれない。

 

 

 

<目次>

序章 左利きはどのくらい存在し、なぜ生まれるのか

第1章 左利きの苦労

第2章 世界の宗教は左利きをどう捉えたのか

第3章 日本における左利きの歴史

第4章 左利きの脳と身体は優れているのか

第5章 左利きの才人、偉人たち

第6章 「右利き社会」から「左利きにやさしい社会」づくりへ

【投資】上層相場における投資について 

<つぶやき>
2024年から新NISAも始まって投資を開始した人も多いかもしれない。
年初からみると日経平均+10.84%、S&P500+5.98%とアゲアゲ。
このペースでいけば年末までには…と皮算用が止まらない状態。



しかし決してそんなはずはない。仮に結果として今年が上層相場としてもが必ず上げ下げは繰り返される。

何が言いたいかというと、
・「今の上昇=自分には投資の才能がある」は偉大なる勘違い
・どんな相場も下げ局面は来る
・それが投資
・でも株式投資をしない理由はない
ということ。

 

 

 

【書籍】「チームX 」木下 勝寿 ~ KPIとは目的ではなくあくまでも手段

「チームX – ストーリーで学ぶ1年で業績を13倍にしたチームのつくり方」木下 勝寿

<所感>

チームマネジメントの具体例が学べる本。

 

気になったのは2点。

1)最重要:KPIの設定と見直し

根幹はPDCAサイクルを回すということであるが、じゃあ、どうやって?という問いを実行しているもの。

一方で、KPIには向き合い方が二つあり、チームには後者のタイプがいることが重要。

1.目の前のことを一生懸命やって、結果としてKPIの達成を目指すタイプ

2.KPIの指標に合わせて、仕事のやり方を変えるタイプ

 

ゆえにチームマネジメントとにおいては、そのKPIが最も有効なKPIかを絶えず考えなくてはいけない。

ただし、KPIの有効性を図るには、KPIと期待効果のフィードバックが適切なタイミングで定量化できること。

これが一番難しいだろう。

特にタイミング。その効果が1年後にでるものならば、1年間を無駄にする可能性もある。

逆に言うとそれなりのスパンで検証できることがよいKPIの一つの基準とも言える。

 

2)暗黙知形式知

組織には暗黙知となっていることが多い。それは得てして属人的である。

少しでも暗黙知形式知=共有認識とすることが、組織力アップにつながることは自明。

ただしここでのキーは共通言語化

チーム独自の概念や強みがメンバー間で再生・拡大するために言葉には注意を払う必要がある。

 

その他、本書が挙げる組織を蝕む問題として「職務定義の刷り込み確認」「お手本依存症」「職務の矮小化現象」「数字万能病」「フォーマット過信病」、これはどれも思い当たることが多々あり。

特にJTC(伝統的な日本企業)ならば当たり率は限りなく高いはず。

一つでも打破することが確実に伸び代となるに違いない。

 

 

 

 

<目次>

第1部 最悪期から復活までの道のり

第2部 ダブルギネスへの挑戦―異次元の成長期

第3部 5つの「企業組織病」と5つの「Xポイント」