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経済

【書籍】「世界を変えた31人の人生の講義」ルーベンシュタイン

「世界を変えた31人の人生の講義」ルーベンシュタイン <所感> 錚々たる成功者31人へのインタビューをまとめた1冊。 ルーベンシュタインの卓越した問いかけは参考になる。 そして、この問いかけは本書に出てくるような成功者ではなく、自分のような市井の人…

【書籍】「変見自在 バイデンは赤い」 髙山正之

「変見自在 バイデンは赤い」 髙山正之 <所感> 豊富な知識で切れ味のよい文章。短文の中に固有名詞や日付が盛り込まれた、わかりやすい文章の見本。 そして軽妙な文体と歴史修正主義でもなんでもなく違うことは違うという内容は、まさに髙山節。 本書の切…

【書籍】「厚生省 - 劣化する巨大官庁」鈴木譲

「厚生省 - 劣化する巨大官庁」鈴木譲 <所感> 厚生省はその担当範囲が医療、介護、年金、雇用など多岐にわたる。いや、多岐にわたり過ぎである。 そして広範囲である以上に国民に直結しすぎる内容ゆえに、選挙を念頭においた政治家の意向が強く反映し制度…

【書籍】2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義」瀧本哲史

「2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義」瀧本哲史 <所感> 2019年に47歳と若くして亡くなった著者が、2012年の40歳の時に東大で講義をした内容。 自分が40歳の時にこんなことは5%も言えないなあと思いつつ、そもそも本書は10代…

【書籍】「教育格差の診断書―データからわかる実態と処方箋」川口俊明 編

「教育格差の診断書―データからわかる実態と処方箋」川口俊明 編 <所感> 日本の省庁で最も不要なところは文部科学省だと考えているが、この本のようにデータを踏まえた教育格力の是正を講じることができるとその存在意義があると言えるかもしれない。そん…

【書籍】「解きたくなる数学」佐藤雅彦

「解きたくなる数学」佐藤雅彦 <所感> 「ピタゴラスイッチ」の生みの親(とそのチーム)が作成した数学問題集。 もっとも数学問題集というよりも、算数というか数字や図形ゲームの様相が強い。 最後の問題「問23 タイルの角度」は本書を作成のきっかけとな…

【書籍】「資本主義の再構築―公正で持続可能な世界をどう実現するか」レベッカ・ヘンダーソン

「資本主義の再構築―公正で持続可能な世界をどう実現するか」レベッカ・ヘンダーソン <所感> 資本主義は格差の元凶。ついては格差是正して平等な社会実現のためには資本主義から脱却して、共産主義や社会主義に。 本書は決してそんな内容ではない。(そんな…

【書籍】「安いニッポン 「価格」が示す停滞」中藤玲

「安いニッポン 「価格」が示す停滞」中藤玲 <所感> 結局のところデフレ。やっぱりデフレ。 1890年ごろ、夏目漱石が尋常中学の先生になったとき月給80円だった。 それから約120年後の平成31年度(2019年度)の中学教師の初任給は約20万円(地方公務員給与…

【書籍】「起業の天才 江副浩正8兆円企業リクルートをつくった男」大西康之

「起業の天才 江副浩正8兆円企業リクルートをつくった男」大西康之 <所感> Googleは検索連動型広告で世の中を変えた。それを紙の時代で実現した会社が日本にあった。それがリクルートという会社。 「情報」の価値を見出し、「マス層」から「ターゲットユー…

【書籍】「2時間でわかる政治経済のルール」倉山満

<所感> 学校で学ぶ必須項目として欲しい内容。公民や社会科の授業で衆議院と参議院の違いを学ぶのかもしれない。それよりも、その違いによりそんな政治運営がもたらされているのか。実態というよりも生々しい現実。未来を担う若者と今を支える現役世代が頭…

【書籍】「ユニクロ潜入一年」横田増生

<所感> 気が付けば全身の大半をユニクロを着用して過ごす日々。 コロナ禍の影響を最小限にしつつ海外を中心に業績拡大を続けるユニクロ(正確にはファーストリテイリング社)。 しかしその成長支える実態は過酷な人件費圧縮である。 (もちろんウイグル人…

【書籍】「安倍晋三秘録: 「一強」は続く」」石橋文登

前提:政策は是々非々で判断するスタンス、ただし国家観も重要というスタンスです。 <所感> 本書の題名で毛嫌いする方こそ目を通してはと思う本。 拉致問題解決、憲法改正、デフレ脱却ができていない点はもちろんマイナス点。しかし、歴代最長政権になった…

【書籍】「社会保障と財政の危機」鈴木亘

<所感> 日本の重要な政治的課題は得てして隠されている。その代表例が世代間格差 例えば年金の世代間格差の現状は明かであり、その格差が拡大することは明確(注:自分は年金は不要論という立場ではない)。 ただし、そんな世代間格差は目の前の選挙の票に…

【書籍】「NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ」ジェレミー・ハイマンズ、ヘンリー・ティムズ

<所感> 今後はオールドパワーではなくニューパワーが必要と説く本。 ニューパワーのポイントは、潮流(カレント)をもった開放的なもの。 ニューパワーの発揮のための大事なACEの原則は企業のマーケティングにおいても役に立つはず。 Actionable(行動を促…

【書籍】「なぜローカル経済から日本は甦るのか」冨山和彦

<メモ> 1)なぜローカル経済か? 日本のGDPと雇用の7割はサービス業(製造業ではない)。 サービス業の大半はローカル企業。経済構造的にも対象となるのは基本的にローカルのまま。 最もKPIは労働生産性。伸び代が大きい。 2) ローカル経済圏の特徴 生産性…

【書籍】「アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した~潜入・最低賃金労働の現場」ジェームズ・ブラッドワース

<メモ> ・左翼系ウエブサイトの元編集者の著者が労働現場での潜入ルポを通じて、二つの世界を描く。 二つの世界→中流階級の世界と、低賃金に代表される不安定な世界。 あくまで二つの世界の差を書くことが目的。声明文や政策提案が目的ではない。 潜入先は…

【書籍】「ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち」J.D.ヴァンス

<メモ> 1)ヒルビリーとは? 直訳すると「田舎者」。 その意味するところは、「アメリカ人の中の労働者階級の白人で、アメリカの繁栄から取り残された白人」 2)著者の経歴と本書の目的 ヒルビリーであるアパラチア出身で現在は投資会社社長というアメリ…

【書籍】「ファストファッション~クローゼットの中の憂鬱」エリザベス・L・クライン

<メモ> 格安ファッションではなくファストファッション化した社会に言及した本。 1.服飾業界の構造 グローバル化が進展→労働組合の組織化が困難→労働条件が悪化。 ある会社が競争力は労働者の低賃金によるもの。材料費はそこまで差がないため。 2.衣料関連…

【書籍】「定年後、お金で泣く人笑う人」山崎元

<メモ> 1.投資 ・外国株式6割、国内株式4割。 ・運世商品は手数料の安さ重視し、インデックスかETF。 ・税制面の優遇措置があるイデコやNISAは積極的活用し、特にリスク資産を集中。 2.イデコとNISAの基本 イデコ…税制上の優遇措置が手厚い個人型確定…

【書籍】「国家の怠慢」高橋洋一、原英史

<メモ> 財務省と経産省出身の二人が語る日本の社会システムの不備。 その原因は政治、行政、そしてマスコミ。 1.コロナ対策 PCR検査の全国民検査論、検査抑制論はいずれも極論であり暴論。 平時と非常事態では対応が根本的に異なる。平時は政治主導、非常…

【書籍】「業界破壊企業 第二のGAFAを狙う革新者たち」 斉藤徹

<メモ> 1)本書の3つの使い方 1.ディスラプター*のアイディアやビジネスモデルのカタログとして 2.イノベーションや起業についての理論や事業の作り方の学びとして 3.時代の空気を感じるものとして *ディスラプター…イノベーションにより業界の…

【書籍】「アパレル興亡」黒木亮

<メモ> ・日本の繊維業界の昭和初期から現在(ユニクロやZOZO)までを書いた巨編。 軽工業の雄であった繊維産業の栄光と変革が見事に書かれている。 ・ワンマン社長経営、新興勢力、業界再編、物言う株主など臨場感満載。 ・バブル崩壊後の経済状況しか知…

【書籍】「コーポレート・トランスフォーメーション~日本の会社をつくり変える」冨山和彦

<メモ> 日本的企業経営の三種の神器→終身雇用、寝耕世、企業別労働組合。 大量生産を行う製造業(工場)において力を発揮する。 BCGが初期に売りにしていた戦略コンセプトは「経験曲線」と「PPM(プロダクトポートフォリオ経営)」。 これは量とコストの連…

【書籍】「コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画」冨山和彦

<メモ> ・危機マニュアルで対応できるものは危機ではない。コロナショックがまさにその事例。 ・危機到来時の重症度合いを分けるものは? →手元流用性(現預金)の潤沢さ、金融機関との信頼関係、平時に稼ぐ力(EBITDA)、自己資本の厚み ・危機に際して経…