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【書籍】「なぜローカル経済から日本は甦るのか」冨山和彦

<メモ>

1)なぜローカル経済か?

日本のGDPと雇用の7割はサービス業(製造業ではない)。

サービス業の大半はローカル企業。経済構造的にも対象となるのは基本的にローカルのまま。

最もKPIは労働生産性。伸び代が大きい。

 

2) ローカル経済圏の特徴

生産性の高低やサービスの良しあしによる競争原理が必ずしも起きない。

(例 安くて駅と反対方向のスーパーよりも、多少高くても駅から家の間にあるスーパーに行く)

→今後は集約化(コンパクトシティ)がカギ。生産性向上につながる。

 

3) 地域金融機関の役割

これまで:将来に見通しが立たない企業に延命策

これから:M&Aなどにより生産性の低い企業の事業を生産性の高い企業に承継する後押しをする。

 

4)(その他)日本の研究・開発への提言

ベンチャーマインドを持つ。税金が投入される公的な研究機関。

しかし、ノーベル賞は取れない、イノベーションを起こせないでは、存在意義がない。