「アウトプット思考 - 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術」内田和成
<所感>
アウトプットの大事なことは「インプット過多に陥らない」こと。
ここから意思決定に必要な情報は「マイナスのエントロピー」と表現している点が本書のポイント。
仮にある判断で失敗した場合、次はより多くの情報を集めるという方向ではなく、同じ情報量でいかに正し判断ができるかの追及が大事という。
JTCと呼ばれる伝統的日本企業(Japanese Traditional Company)がこの追及に進む可能性は限りなく低いと思うが、少なくとも個人的にはその姿勢を大事にしたい。
難易度が高そうであるが。
またインプットにしても他の人と違ったことをして得たものが大事という。
新聞が読まれなくなる。だから逆に新聞の情報が大事になる。
これは無いか。
<目次>
第1章 「インプット」では差がつかない時代
第2章 「アウトプット」から始める情報術―最速で成果にたどり着くために
第3章 自分の「立ち位置」を意識することが、差別化の第一歩
第4章 知的生産の秘蔵のノウハウ「20の引き出し」
第5章 最もラクな差別化戦略「デジタルとアナログの使い分け」
第6章 私の情報源1 コンサルタントが最も重視する「現場情報」の集め方
第7章 私の情報源2 新聞・雑誌、本、テレビ、ネット…各種メディアとのつきあい方