仕事
「外国語学習に成功する人、しない人 - 第二言語習得論への招待」白井 恭弘 <所感> 「第二言語習得研究」としてその道の研究者が論じた外国語学習論。 外国語学習となると結局どうしたらいいのか?という点のみが気になってしまう。 大前提は何のため学習…
「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」田中修治 <所感> 2018年の発刊直後にちらっと眼を通してすぐに読むのをやめてしまっていた。 ただし最近ネット番組で著者を拝見する機会が多くなっていざ読んでみる。 そして数年越しの面白さに気が付く。 新社…
「決戦!株主総会―ドキュメントLIXIL私闘の8カ月」秋葉大輔 <所感> コーポレートガバナンスとは企業統治と呼ばれるが実際にはどんなものか? 執行役・・・取締役のパフォーマンスを評価する 取締役・・・執行の判断の妥当性を評価する この関係性に…
「学びとは何か―“探究人”になるために」今井むつみ <メモ> 行間を補うために使う常識的な知識=「スキーマ」(心理学用語) スキーマによって本来は記憶できない量の情報を圧縮できる。 →スキーマが無いと表面上の意味が分かっても全体の論旨はわからない…
「多様性の科学―画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織」サイド・マシュー <メモ> 「認知的多様性」が重要性という。 違う見方をする者が強力しあうと、一人の時よりも多くの発見が得られる。 例え個人個人に高い洞察力があっても、集団で…
「Hot Pepperミラクル・ストーリー - リクルート式「楽しい事業」のつくり方」平尾 勇司 <所感> 本書は2008年発刊。 2000年に誕生したホットペッパーは一大旋風を巻き起こした。 クーポン満載の冊子が無料で配布されていると知ったときは、学生だったこと…
「トップ・レフト ウォール街の鷲を撃て」黒木亮 <所感> 国際協調融資の主幹事(→主幹事は左上に書かれるのでトップ・レフトと言われる)をめぐるビジネス小説。 米国投資銀行と本邦銀行のスタンスの違いがとても対比的。 言うまでもなく米国投資銀行は利…
「あつかったらぬげばいい」ヨシタケ シンスケ <所感> あるべき姿と現在の状態のギャップが課題。その差を埋めることがやるべきこと。 それがわかれば目標に向かってアクション。もちろん、PCDAサイクルを回してナンボ! 目標は達成するもの。できない理由…
「イノベーションの競争戦略―優れたイノベーターは0→(生み出す)1か?横取りか?」内田和成 編著 <所感> イノベーションの誤認と再定義をしっかりと言語化してくれる本。 イノベーションは技術革新ではなく、顧客の行動を変えることだという。 先行する…
「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」中島聡 <所感> カテゴリー的には時間術の内容だが、後半はパワフルな人生論。 仕事を早く終わらせるためには… 1.まず取り掛かって見積時間の20%で80%仕上げる。それができないと見…
「世界を変えた31人の人生の講義」ルーベンシュタイン <所感> 錚々たる成功者31人へのインタビューをまとめた1冊。 ルーベンシュタインの卓越した問いかけは参考になる。 そして、この問いかけは本書に出てくるような成功者ではなく、自分のような市井の人…
「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する」 グレッグ・マキューン <所感> 仕事はキャパに関係なく増える。今の自分の参考になることを期待して読む。 ベストセラーとなった前作「エッセンシャル思考」とセットに読む良い。 ちなみに前作は…
「リーダーの戦い方―最強の経営者は「自分解」で勝負する」内田和成 <所感> キャリア面談等でどんなマネージャーになりたいか、自分のマネジメント像はなにか、を考える参考になる。 (マネージャーとリーダーの違いについては割愛) 大前提:リーダーシッ…
「武器としての交渉思考」 瀧本 哲史 <所感> 交渉ごとにはきっと魔法の杖のような特別なテクニックが存在するはず。それさえわかれば。 そう思ってハーバード式~とか心理学的~とタイトルの交渉術の本を手に取りがちである(自分もそうだ) しかし、本の…
「2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義」瀧本哲史 <所感> 2019年に47歳と若くして亡くなった著者が、2012年の40歳の時に東大で講義をした内容。 自分が40歳の時にこんなことは5%も言えないなあと思いつつ、そもそも本書は10代…
「解きたくなる数学」佐藤雅彦 <所感> 「ピタゴラスイッチ」の生みの親(とそのチーム)が作成した数学問題集。 もっとも数学問題集というよりも、算数というか数字や図形ゲームの様相が強い。 最後の問題「問23 タイルの角度」は本書を作成のきっかけとな…
「資本主義の再構築―公正で持続可能な世界をどう実現するか」レベッカ・ヘンダーソン <所感> 資本主義は格差の元凶。ついては格差是正して平等な社会実現のためには資本主義から脱却して、共産主義や社会主義に。 本書は決してそんな内容ではない。(そんな…
「情報を活用して思考と行動を進化させる」田中志 <所感> 題名の実現のためには当たり前の考え方が重要という内容。そして行動力が重要ですと。これまた当たり前。 しかし当たり前のことはできないもの。 それならばいっそ、当たり前とは何か?という点を…
「最強の集中力 本当にやりたいことに没頭する技術」ニール・イヤール <所感> 1. ハック的に参考になること ・To do listの作成は重要。ただし「何をしたいか」ではなく、「なぜしたいか」から始める。 ・注意散漫の戦いの大半は外部要因。特にメール。 対…
「経済学者が語るスポーツの力」佐々木勝 <所感> 興味深かったのは2点。 ①スポーツすることは社会人に役に立つはず 認知スキル…国語、数学、英語などの学習指導要領によるスキル 非認知スキル…協調性、自己管理、統率力、忍耐力、思いやりなど スポーツは…
「超加速経済アフリカ LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図」椿 進 <所感> 「データを基に世界を正しく見る習慣」が「ファクトフルネス」であるとすると、アフリカはイメージと実態の乖離が最も大きな地域かもしれない。 そもそも一口にアフリカと言っても…
「EV推進の罠―「脱炭素」政策の嘘」加藤 康子/池田 直渡/岡崎 五朗 <所感> 日本の将来を考える上で必読の書。 EV=脱炭素の救世主という決めつけをロジカルに分析している。 着目すべきは以下の点。 ①脱炭素のための選択肢をEVとすることは危険。選択肢…
「一瞬で数字を読む力をつける「データセンス」の磨き方」 堀口智之 問題 <所感> 本書はデータサイエンティストになるには?というものではなく、数字に対するセンスを磨きましょうという内容。 社会人として数字に対して日常的感覚を身につけよということ…
「妄想する頭 思考する手―想像を超えるアイデアのつくり方」暦本純一 <所感> 著者はスマホの画面を指で拡大する「マルチタッチシステム」の発明者。 一見、キョトンとされる「妄想」から始まる思考の中にイノベーションがあるという。 印象的な言葉 ・イノ…
「爆速成長マネジメント」イラッド・ギル <所感> グーグル、ツイッターを急成長させた有名起業家の著者がこれまら著名な起業家にインタビューを行い、急成長企業の経営や新規事業創出について具体的な戦術を指南する本。 基本的にスタートアップ企業の視点…
「超・箇条書き―10倍速く、魅力的に 伝える技術」杉野 幹人 <所感> メールやプレゼンなど書いて人に何かを伝えるときとても役に立つ良書。本当に良書。 もちろんこの技術があれば書くだけではなく、話し方も改善すること間違いなし。 特に参考になったのは…
「沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う」山舩 晃太郎 <所感> 英語力がゼロの文学部の大学生が水中考古学という学問に出会い、感銘を受ける。一念発起し、大学卒業後、アメリカに留学し10年かけて水中考古学者になるという内容。 20代から夢に向かって突っ…
「安いニッポン 「価格」が示す停滞」中藤玲 <所感> 結局のところデフレ。やっぱりデフレ。 1890年ごろ、夏目漱石が尋常中学の先生になったとき月給80円だった。 それから約120年後の平成31年度(2019年度)の中学教師の初任給は約20万円(地方公務員給与…
「カラ売り屋vs仮想通貨」黒木亮 <所感> ゴルゴ13を読めば世界情勢が分かると言われているが黒木亮作品を読めば経済やビジネスの動向がわかる。 自分の経験を踏まえても実ビジネスに近い内容で、業界の実態を知ることができる。 一言で言うと、純粋にた…
「BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル 全真相」ジョン・キャリールー <所感> とにかくとにかくとにかく面白い。 血液検査ベンチャーバイオベンチャー「セレノス」。 それはスティーブジョブズにあこがれた女性創業者エリザベスが作り上げがた…