投資と読書と平凡サラリーマンの私。

読書とランニングと投資を行う平凡な社会人のブログ

仕事

【書籍】「なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか」古屋星斗~質的負荷というトレーニングを

「なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか」古屋星斗 <所感> 〇〇世代、今ならば若手は「Z世代」と称される。しかしどの世代であっても一括りにするのは禁物だろう。 特に今はなおさら。それは職場が変わったからとのこと。 特に働き方改革の影響…

【書籍】「チームX 」木下 勝寿 ~ KPIとは目的ではなくあくまでも手段

「チームX – ストーリーで学ぶ1年で業績を13倍にしたチームのつくり方」木下 勝寿 <所感> チームマネジメントの具体例が学べる本。 気になったのは2点。 1)最重要:KPIの設定と見直し 根幹はPDCAサイクルを回すということであるが、じゃあ、どうやっ…

【書籍】「解像度を上げる」馬田 隆明 ~ 言語化言語化、そして構造化と行動!

「解像度を上げる」馬田 隆明 <所感> 思考系の本の最も実務的に活用できる本ではないだろうか。ベスト 解像度を「深さ」「広さ」「構造」「時間」に分類し、とにかく深さが大事という。 この深さに関する章だけでも本書を読む価値がある。 気になった点は…

【書籍】「大事なことに集中する」カル・ニューポート ~ 集中できることが価値になる

「大事なことに集中する―気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法」カル・ニューポート <所感> ディープ・ワーク…注意散漫のない集中した状態でなされる職業上の活動 シャロー・ワーク…あまり知的思考を必要としない補助的な仕事。注意力…

【書籍】「戦略「脳」を鍛える」御立尚資 ~ 戦略がコモディティである。大事なのはその次の一手

「戦略「脳」を鍛える」御立尚資 <所感> 良書。2004年発刊で廃版になっている本だが、再版を求めたい。 内容。 戦略の定形パターンだけ必ず勝てることは無く、状況に応じた戦略が必要。 戦略がコモディティ化した際に必要なことは何か?が大事。 何か=イ…

【書籍】「アウトプット思考 - 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術」内田和成

「アウトプット思考 - 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術」内田和成 <所感> アウトプットの大事なことは「インプット過多に陥らない」こと。 ここから意思決定に必要な情報は「マイナスのエントロピー」と表現している点が本書のポイント。 仮にあ…

【書籍】「ポスト平成のキャリア戦略」塩野誠、佐々木紀彦

「ポスト平成のキャリア戦略」塩野誠、佐々木紀彦 <所感> この手の本の中では良書に入る。最も発刊2017年時点で著者は42歳と38歳なので、30代前半まで目を通すといいと思う。 ・全世代:ハングリーさをもってチャレンジせよ。 ・40代:決断力をもつ。部下…

【書籍】「人は聞き方が9割」永松茂久

「人は聞き方が9割」永松茂久 <所感> 傾聴の重要性とポイントを説く本。 ポイントは嫌われない聞き方を身に着けましょうということ。 「感嘆+賞賛」(例:すいごいね。よかったね)と相槌をするというのはシンプルだが効果的のようだ。 気になる点。 嫌わ…

【書籍】「ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために」ドリー・クラーク

「ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために」ドリー・クラーク <所感> ベストセラーの「LIFE SHIFT」(ライフ・シフト)では人生100年時代となり人生のステージは複数存在する、そして、金銭以外の資産(家族・友人、健康、知識…

【書籍】「シンプルで合理的な人生設計」橘玲

「シンプルで合理的な人生設計」橘玲 <所感> 橘玲はよく著書(「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」など)において数値化による現実を示している。時にはそれが残酷な現実である。 逆にそんなデータから合理的に人生を過ごすことができるか?とい…

【書籍】外国語学習に成功する人、しない人 - 第二言語習得論への招待」白井 恭弘

「外国語学習に成功する人、しない人 - 第二言語習得論への招待」白井 恭弘 <所感> 「第二言語習得研究」としてその道の研究者が論じた外国語学習論。 外国語学習となると結局どうしたらいいのか?という点のみが気になってしまう。 大前提は何のため学習…

【書籍】「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」田中修治

「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」田中修治 <所感> 2018年の発刊直後にちらっと眼を通してすぐに読むのをやめてしまっていた。 ただし最近ネット番組で著者を拝見する機会が多くなっていざ読んでみる。 そして数年越しの面白さに気が付く。 新社…

【書籍】「決戦!株主総会―ドキュメントLIXIL私闘の8カ月」秋葉大輔

「決戦!株主総会―ドキュメントLIXIL私闘の8カ月」秋葉大輔 <所感> コーポレートガバナンスとは企業統治と呼ばれるが実際にはどんなものか? 執行役・・・取締役のパフォーマンスを評価する 取締役・・・執行の判断の妥当性を評価する この関係性に…

【書籍】「学びとは何か―“探究人”になるために」今井むつみ

「学びとは何か―“探究人”になるために」今井むつみ <メモ> 行間を補うために使う常識的な知識=「スキーマ」(心理学用語) スキーマによって本来は記憶できない量の情報を圧縮できる。 →スキーマが無いと表面上の意味が分かっても全体の論旨はわからない…

【書籍】「多様性の科学―画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織」サイド・マシュー

「多様性の科学―画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織」サイド・マシュー <メモ> 「認知的多様性」が重要性という。 違う見方をする者が強力しあうと、一人の時よりも多くの発見が得られる。 例え個人個人に高い洞察力があっても、集団で…

【書籍】「Hot Pepperミラクル・ストーリー」平尾 勇司

「Hot Pepperミラクル・ストーリー - リクルート式「楽しい事業」のつくり方」平尾 勇司 <所感> 本書は2008年発刊。 2000年に誕生したホットペッパーは一大旋風を巻き起こした。 クーポン満載の冊子が無料で配布されていると知ったときは、学生だったこと…

【書籍】「トップ・レフト ウォール街の鷲を撃て」黒木亮

「トップ・レフト ウォール街の鷲を撃て」黒木亮 <所感> 国際協調融資の主幹事(→主幹事は左上に書かれるのでトップ・レフトと言われる)をめぐるビジネス小説。 米国投資銀行と本邦銀行のスタンスの違いがとても対比的。 言うまでもなく米国投資銀行は利…

【書籍】「あつかったらぬげばいい」ヨシタケ シンスケ

「あつかったらぬげばいい」ヨシタケ シンスケ <所感> あるべき姿と現在の状態のギャップが課題。その差を埋めることがやるべきこと。 それがわかれば目標に向かってアクション。もちろん、PCDAサイクルを回してナンボ! 目標は達成するもの。できない理由…

【書籍】「イノベーションの競争戦略」内田和成 編著

「イノベーションの競争戦略―優れたイノベーターは0→(生み出す)1か?横取りか?」内田和成 編著 <所感> イノベーションの誤認と再定義をしっかりと言語化してくれる本。 イノベーションは技術革新ではなく、顧客の行動を変えることだという。 先行する…

【書籍】「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」中島聡

「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」中島聡 <所感> カテゴリー的には時間術の内容だが、後半はパワフルな人生論。 仕事を早く終わらせるためには… 1.まず取り掛かって見積時間の20%で80%仕上げる。それができないと見…

【書籍】「世界を変えた31人の人生の講義」ルーベンシュタイン

「世界を変えた31人の人生の講義」ルーベンシュタイン <所感> 錚々たる成功者31人へのインタビューをまとめた1冊。 ルーベンシュタインの卓越した問いかけは参考になる。 そして、この問いかけは本書に出てくるような成功者ではなく、自分のような市井の人…

【書籍】「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する」 グレッグ・マキューン

「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する」 グレッグ・マキューン <所感> 仕事はキャパに関係なく増える。今の自分の参考になることを期待して読む。 ベストセラーとなった前作「エッセンシャル思考」とセットに読む良い。 ちなみに前作は…

【書籍】「リーダーの戦い方―最強の経営者は「自分解」で勝負する」内田和成

「リーダーの戦い方―最強の経営者は「自分解」で勝負する」内田和成 <所感> キャリア面談等でどんなマネージャーになりたいか、自分のマネジメント像はなにか、を考える参考になる。 (マネージャーとリーダーの違いについては割愛) 大前提:リーダーシッ…

【書籍】「武器としての交渉思考」 瀧本 哲史

「武器としての交渉思考」 瀧本 哲史 <所感> 交渉ごとにはきっと魔法の杖のような特別なテクニックが存在するはず。それさえわかれば。 そう思ってハーバード式~とか心理学的~とタイトルの交渉術の本を手に取りがちである(自分もそうだ) しかし、本の…

【書籍】2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義」瀧本哲史

「2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義」瀧本哲史 <所感> 2019年に47歳と若くして亡くなった著者が、2012年の40歳の時に東大で講義をした内容。 自分が40歳の時にこんなことは5%も言えないなあと思いつつ、そもそも本書は10代…

【書籍】「解きたくなる数学」佐藤雅彦

「解きたくなる数学」佐藤雅彦 <所感> 「ピタゴラスイッチ」の生みの親(とそのチーム)が作成した数学問題集。 もっとも数学問題集というよりも、算数というか数字や図形ゲームの様相が強い。 最後の問題「問23 タイルの角度」は本書を作成のきっかけとな…

【書籍】「資本主義の再構築―公正で持続可能な世界をどう実現するか」レベッカ・ヘンダーソン

「資本主義の再構築―公正で持続可能な世界をどう実現するか」レベッカ・ヘンダーソン <所感> 資本主義は格差の元凶。ついては格差是正して平等な社会実現のためには資本主義から脱却して、共産主義や社会主義に。 本書は決してそんな内容ではない。(そんな…

【書籍】「情報を活用して思考と行動を進化させる」田中志

「情報を活用して思考と行動を進化させる」田中志 <所感> 題名の実現のためには当たり前の考え方が重要という内容。そして行動力が重要ですと。これまた当たり前。 しかし当たり前のことはできないもの。 それならばいっそ、当たり前とは何か?という点を…

【書籍】「最強の集中力 本当にやりたいことに没頭する技術」ニール・イヤール

「最強の集中力 本当にやりたいことに没頭する技術」ニール・イヤール <所感> 1. ハック的に参考になること ・To do listの作成は重要。ただし「何をしたいか」ではなく、「なぜしたいか」から始める。 ・注意散漫の戦いの大半は外部要因。特にメール。 対…

【書籍】「経済学者が語るスポーツの力」佐々木勝

「経済学者が語るスポーツの力」佐々木勝 <所感> 興味深かったのは2点。 ①スポーツすることは社会人に役に立つはず 認知スキル…国語、数学、英語などの学習指導要領によるスキル 非認知スキル…協調性、自己管理、統率力、忍耐力、思いやりなど スポーツは…