「地球行商人―味の素グリーンベレー」黒木亮
<所感>
「シルクロードの滑走路」や「
」などスケールの大きさやその分野的に黒木作品は好きなのだが、これはハズレの一冊と言わざるを得ない。
あの味の素が世界の食品市場にいかに入り込んでいったかをほぼ事実通りに書いているのだろうが、エリアが違うだけで中身は同じに感じてならなかった。
どうせならもっと味の素の会社の仕手の広がりを書いた方がよかったのではと感じる。
いまや売上の30%以上は非食品であり、電子材料分野では独占分野もあるのだから。
本書は味の素株式会社の社史。
それ以上の以下でも無い。
黒木氏にはやっぱりもっと金融系商社系の作品を期待したい限り。
<目次>
第一章 フィリピン直販部隊創設
第二章 ベトナム全省踏破
第三章 中国市場開拓
第四章 ナイジェリア再建請負人
第五章 ペルーの大地に溶け込む
第六章 インド炎熱商人
第七章 エジプト革命と動乱の日々
第八章 ナイジェリアの納豆調味料
エピローグ ――ガーナの健康改善



