「
」林真理子
<所感>
野心と聞けばネガティブな意味に感じる。
しかし必ずしもそんなことはなく、広辞苑に「大きな飛躍を望んで、新しいことに大胆に取り組もうとする気持ち」とある。
言い換えると「大志」に近いかもしれない。
そして成功者には謙虚さが美徳される風潮。
そんな中で傍目からは成功者であろう著者が野心を持てと敢えて明言している点が本書のハイライト。
ストレートなタイトルだけど中身は
・野心が車の前輪、努力は後輪
・自分がまずいと思ったら河岸を変える(=リセットする)
と至極真っ当なことを言っている。
成功者の自慢語りであるの側面はあるもののそれが嫌味に聞こえないのは林真理子ならでは。
<目次>
第1章 野心が足りない
第2章 野心のモチベーション
第3章 野心の履歴書
第4章 野心と女の一生
第5章 野心の幸福論