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【書籍】「なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか」古屋星斗~質的負荷というトレーニングを

「なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか」古屋星斗

 

<所感>

〇〇世代、今ならば若手は「Z世代」と称される。しかしどの世代であっても一括りにするのは禁物だろう。

特に今はなおさら。それは職場が変わったからとのこと。

特に働き方改革の影響は大きい。その功罪は今後も明確になる気がする。特に「罪」の方が。

働き方改革は見たかをバリバリ働きたい自由を制限するものという側面があると感じることがその理由だ。

 

本書で「会社に不満はないが、不安がある」といっている点がその理由。

「職場がきつくて辞めたい」と言う若手がいる一方で、「職場が緩くて辞めたい」という若手も存在している。

 

そう考えると各職場(会社)がどのスタンスを取るかが重要なのかもしれない。

個人的には20代こそは負荷をかけて働くべきというスタンス(昭和的価値観と言われそうだが。。)

でも強度の強い負荷をかけることで筋肉ができるように、負荷をかける時期は必要。

しかも自分というリソースを最大限に仕事につぎ込むことができるのは若いうちと思うからだ。

 

ただし、昨今はそんなことを表立って言いにくいご時世でもある。誰得だろうか、このムーブメントは。

一つ言えることは若手へのアプローチは試行錯誤しかないが、その不可を個々のマネージャ世代に押し付けないことだと思う。

あくまでも組織としての課題としないと。

 

 

 

 

<目次>

第1章 「Z世代」は存在しない―二極化する価値観と、若者論のウソ

第2章 「ゆるい職場」と若手の不安―若者を取り巻く変化を理解できているか

第3章 若手は会社をこう見ている―職場では聞けないZ世代の本音

第4章 心理的安全性だけでは活躍できない―「キャリア安全性」という観点

第5章 若手を育成できる管理職、できない管理職―育成に成功しているマネジャーを科学する

第6章 「ゆるい職場」時代の育て方改革5つのヒント―質的負荷をいかに高めるか

第7章 「優秀な人材ほど辞める」を食い止めるには―「二層化した若手」を適切に育てる方法

第8章 若手がひらく、会社と社員の新しい関係―「ゆるい職場」時代の組織論