投資と読書と平凡サラリーマンの私。

読書とランニングと投資を行う平凡な社会人のブログ

仕事

「超加速経済アフリカ LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図」椿 進

「超加速経済アフリカ LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図」椿 進 <所感> 「データを基に世界を正しく見る習慣」が「ファクトフルネス」であるとすると、アフリカはイメージと実態の乖離が最も大きな地域かもしれない。 そもそも一口にアフリカと言っても…

【読書】「EV推進の罠―「脱炭素」政策の嘘」

「EV推進の罠―「脱炭素」政策の嘘」加藤 康子/池田 直渡/岡崎 五朗 <所感> 日本の将来を考える上で必読の書。 EV=脱炭素の救世主という決めつけをロジカルに分析している。 着目すべきは以下の点。 ①脱炭素のための選択肢をEVとすることは危険。選択肢…

【書籍】一瞬で数字を読む力をつける「データセンス」の磨き方」 堀口智之

「一瞬で数字を読む力をつける「データセンス」の磨き方」 堀口智之 問題 <所感> 本書はデータサイエンティストになるには?というものではなく、数字に対するセンスを磨きましょうという内容。 社会人として数字に対して日常的感覚を身につけよということ…

【書籍】「妄想する頭 思考する手―想像を超えるアイデアのつくり方」暦本純一

「妄想する頭 思考する手―想像を超えるアイデアのつくり方」暦本純一 <所感> 著者はスマホの画面を指で拡大する「マルチタッチシステム」の発明者。 一見、キョトンとされる「妄想」から始まる思考の中にイノベーションがあるという。 印象的な言葉 ・イノ…

【書籍】「爆速成長マネジメント」イラッド・ギル

「爆速成長マネジメント」イラッド・ギル <所感> グーグル、ツイッターを急成長させた有名起業家の著者がこれまら著名な起業家にインタビューを行い、急成長企業の経営や新規事業創出について具体的な戦術を指南する本。 基本的にスタートアップ企業の視点…

【書籍】「超・箇条書き―10倍速く、魅力的に 伝える技術」杉野 幹人

「超・箇条書き―10倍速く、魅力的に 伝える技術」杉野 幹人 <所感> メールやプレゼンなど書いて人に何かを伝えるときとても役に立つ良書。本当に良書。 もちろんこの技術があれば書くだけではなく、話し方も改善すること間違いなし。 特に参考になったのは…

【書籍】「沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う」山舩 晃太郎

「沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う」山舩 晃太郎 <所感> 英語力がゼロの文学部の大学生が水中考古学という学問に出会い、感銘を受ける。一念発起し、大学卒業後、アメリカに留学し10年かけて水中考古学者になるという内容。 20代から夢に向かって突っ…

【書籍】「安いニッポン 「価格」が示す停滞」中藤玲

「安いニッポン 「価格」が示す停滞」中藤玲 <所感> 結局のところデフレ。やっぱりデフレ。 1890年ごろ、夏目漱石が尋常中学の先生になったとき月給80円だった。 それから約120年後の平成31年度(2019年度)の中学教師の初任給は約20万円(地方公務員給与…

【書籍】「カラ売り屋vs仮想通貨」黒木亮

「カラ売り屋vs仮想通貨」黒木亮 <所感> ゴルゴ13を読めば世界情勢が分かると言われているが黒木亮作品を読めば経済やビジネスの動向がわかる。 自分の経験を踏まえても実ビジネスに近い内容で、業界の実態を知ることができる。 一言で言うと、純粋にた…

【書籍】「BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル 全真相」ジョン・キャリールー

「BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル 全真相」ジョン・キャリールー <所感> とにかくとにかくとにかく面白い。 血液検査ベンチャーバイオベンチャー「セレノス」。 それはスティーブジョブズにあこがれた女性創業者エリザベスが作り上げがた…

【書籍】「同和と銀行 三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録」森功

「同和と銀行 三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録」森功 <所感> 言葉:タブー 意味:ふれたり口に出したりしてはならないとされているもの。神聖または不浄な事物。 本来のタブーは主として神聖または不浄なものが対象。 しかしその他にも数多のタブーは存在…

【書籍】「東京大田区・弁当屋のすごい経営」菅原勇一郎

「日替わり弁当のみで年商70億円スタンフォード大学MBAの教材に 東京大田区・弁当屋のすごい経営」菅原勇一郎 <所感> 都内でよく目にする日替わりの弁当「玉子屋」の話。 2018年11月発刊。 数字で見る玉子屋は恐ろしい。 1個450円、1種類、原価率53%、廃…

【書籍】「最強のスポーツビジネス」池田純

*本書は2017年度に「ナンバー・スポーツビジネス・カレッジ」第一期で行われた講義が抜粋・再構成されたもの。 <所感> 印象的なのは井上康生の章。 「最強かつ最高選手の育成」という目的を掲げ、そのためには「柔よく剛を制す」ではなく「重剛一体」を掲…

【書籍】「哲学のモノサシ」西研(著)、川島易(絵)

「哲学のモノサシ」西研(著)、川島易(絵) <所感> 挿絵満載の哲学の本。絵本のような感覚で哲学に触れることができる良書。 ここでいう哲学は学問における「哲学」ではなく、その本質である。 Q哲学とは? Aある問いへの答えではなく、問いかけそのもの…

【書籍】「アフターコロナのマーケティング戦略 最重要ポイント40」足立光、西口一希

「アフターコロナのマーケティング戦略 最重要ポイント40」足立光、西口一希 <所感> P&Gの出身者がマーケティングを語る本。 マーケティング論のイロハというよりも実践を通じで学んだマーケティングの再定義の色合いが濃い。 ・最終顧客とのつながりが見…

【書籍】「働き方 完全無双」ひろゆき

「働き方 完全無双」ひろゆき <所感> 「そう言われるとそうだけど…でもそんな風にできたら苦労しないよ。」読了後の感想はこれにつきる。 しかし、一般的には語れない着眼点も多く、多面的思考の参考になる。 1.バッシングを恐れない バッシングされると他…

【書籍】「アフターデジタル2 UXと自由」藤井保文

「アフターデジタル2 UXと自由」藤井保文 <所感> 前作「アフターデジタル」でも感じたが、今後「メーカー」はどのように立ち振る舞うべきかを改めて考えざるをえない。 顧客接点はプラットフォーマーが握る。 メーカーもその立場になるべきか?(例えば、…

【書籍】「脳を鍛えるには運動しかない」ジョン J.レイティ

「脳を鍛えるには運動しかない」ジョン J.レイティ <所感> タイトルの通り。とにかく運動をしよう!というシンプルな内容。 運動にはこのような効果がある。まさに万能薬のよう。 →学習能力の向上、ストレスの緩和、不安の回避、鬱の治療、健全な老化等。…

【書籍】「アブダクション 仮説と発見の論理」米盛裕二

<所感> 演繹(deduction)、帰納(induction)に続く第三の推論であるアブダクション(abduction)をこれでもかと語りつくす本。 アブダクションの別名は遡及推論(リトロダクション、retroduction) リンゴの落下→万有引力の法則。この流れは帰納法では導か…

【書籍】アナロジー思考 細谷功

「アナロジー思考」細谷功 <所感> アナロジーとは類推・類比の意味。 アナロジー思考とは「本質的構造を見抜くこと」「抽象化思考力」とほぼ同義。 それぞれの厳密な定義は違うだろうが、基本的には同じ意味である。 アナロジー思考のポイントは仮説的推論…

【講演】210527_逆・タイムマシン経営論 楠木 建 

Chatwork Business Day主催の講演メモ 講演「逆・タイムマシン経営論」by 楠木 建 <講演内容> 1)同時代性の罠 ・「既にどこかに未来はある」言いかえると「過去は積み重なっている」 ・同時代性の罠…旬の言説が意思決定の錯誤となること。 →本質の不在が理…

【書籍】「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」アンドリュー・S・グローブ, ベン・ホロウィッツ

「HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント)」 アンドリュー・S・グローブ, ベン・ホロウィッツ <所感> マネージャーの仕事を一言で語ることは難しいが、本書の定義はシンプルである。 1.マネージャーのアウトプットは自分の組織のアウトプ…

【書籍】「リーダーの仮面」 安藤広大

「リーダーの仮面~「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法」 安藤広大 <所感> リーダーのマネジメント論の本。リーダーはリアリスティックに徹しよ説く。 リーダーが集中すべきは5つのみ→「ルール」「位置」「利益」「結果」「成長…

【書籍】「ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考」高橋祥子

「ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考」高橋祥子 <所感> 一言でいうとシンプルに良い本。 生命化学分野のPhDの経営者ならではの視点が満載。 生物学的見地に立脚し、人はどうあるべきか?という指摘が示唆に満ち溢れ、また多角的な視点…

【書籍】「ザ・ディベート~自己責任時代の思考・表現技術」

<所感> ディベートの目的は相手を理屈で打ち負かすことは無く、客観的なものの見方を養うこと。そのためにも自分の意見とは立場が異なる意見を聞くことは大事で、まさに、傾聴である。 この結果、建設的・合理的な意思決定、問題解決、心理研究ができる。 …

【書籍】「イノベーションへの解 実践編」スコット・アンソニーら

「イノベーションへの解 実践編」スコット・アンソニーら <所感> 2020年に亡くなった「イノベーションのジレンマ」で有名なクリステンセン教授が唱えた破壊的イノベーションの理論を実践するための必要事項が書かれている。この手の本は、結局試してみてナ…

【書籍】「議論の掟 議論が苦手な日本人のために」白川司

<所感> 良書。日本語の特性を学び、それを踏まえ日本語の枠を乗り越えることの必要性を説く本。 日本人は議論が苦手、論理的でないとい言われる所以は日本語の特性にある。 特性のひとつは終助詞(…です。…ですね。…ですよ。…ですか。) 議論では相手の意…

【書籍】「ユニクロ潜入一年」横田増生

<所感> 気が付けば全身の大半をユニクロを着用して過ごす日々。 コロナ禍の影響を最小限にしつつ海外を中心に業績拡大を続けるユニクロ(正確にはファーストリテイリング社)。 しかしその成長支える実態は過酷な人件費圧縮である。 (もちろんウイグル人…

【書籍】「NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ」ジェレミー・ハイマンズ、ヘンリー・ティムズ

<所感> 今後はオールドパワーではなくニューパワーが必要と説く本。 ニューパワーのポイントは、潮流(カレント)をもった開放的なもの。 ニューパワーの発揮のための大事なACEの原則は企業のマーケティングにおいても役に立つはず。 Actionable(行動を促…

【書籍】「自分のアタマで考えよう」ちきりん

<所感> 年始に際して、再読。 「考えること」の重要性とそのやり方を説く本。「自分で考えること」。そんなことは日々と感じつつ、実はできていないことが多い。大事なのはその点に気が付いて、一つでも実践すること。 1)知識と思考 考えること(思考)…