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【書籍】アナロジー思考 細谷功

「アナロジー思考」細谷功

 

<所感>

アナロジーとは類推・類比の意味。

アナロジー思考とは「本質的構造を見抜くこと」「抽象化思考力」とほぼ同義。

それぞれの厳密な定義は違うだろうが、基本的には同じ意味である。

 

アナロジー思考のポイントは仮説的推論をすること。

推論方法はインダクション(帰納的)ではなく、アブダクション

 

著者はこのアナロジー思考という抽象的な考え方を身に着けるための、具体的な方法論を示すことを試みたというが、正直そうはなってないと感じた。

その方法は…知識を増やし、アンテナを広げ、それぞれの事象の共通項を探す。

言われると当たり前のことで、それらを踏まえてとにかく「実際に思考を試みて、何度もやってみる」ことが大事というお話。

 

<目次>

第1章 アナロジーとは何か、なぜ重要なのか

第2章 アナロジーのメカニズムを解明する

第3章 アナロジーの基本は「構造的類似点」を探すこと

第4章 アナロジーに必要な抽象化思考力

第5章 科学やビジネスに応用されるアナロジー

第6章 アナロジー思考力を鍛えるために