「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する」 グレッグ・マキューン
<所感>
仕事はキャパに関係なく増える。今の自分の参考になることを期待して読む。
ベストセラーとなった前作「エッセンシャル思考」とセットに読む良い。
ちなみに前作は「何をやるか」、本書は「どのようにやるか」が焦点である。
「何かが困難だと感じるのは、もっと簡単なやり方を見つけていないからではないか?」など、日々業務に忙殺される社会人に励みなる言葉が多い。
なので読了後はそれだけでいい気分になることができるだろう。
しかし、満足で終わらせることなく、活用してみないと何も変わらない。
特に参考になる思考はこちら。やってみよう。
・やることの上限を決める
・ある仕事を完了するための最低限の手順は何かを問う
余談。
エフォートレス(effortless)は文字通り、努力せず楽なこと。
そのためには本質を見極めることが必要で、ミニマリストにも通じる点がある。
(よって本書ではその分野の二人の日本人が登場する点が印象的)
<目次>
Prologue エフォートレス思考とは
PART1 エフォートレスな精神
第1章 INVERT 頑張れば成果が出るとはかぎらない
第2章 ENJOY 「我慢」を「楽しい」に変える
第3章 RELEASE 頭の中の不要品を手放す
第4章 REST 「休み」で脳をリセットする
第5章 NOTICE 今、この瞬間にフォーカスする
PART2 エフォートレスな行動
第6章 DEFINE ゴールを明確にイメージする
第7章 START はじめの一歩を身軽に踏みだす
第8章 SIMPLIFY 手順を限界まで減らす
第9章 PROGRESS よい失敗を積み重ねる
第10章 PACE 早く着くために、ゆっくり進む
PART3 エフォートレスのしくみ化
第11章 LEARN 一生モノの知識を身につける
第12章 LIFT いちばんシンプルに伝える
第13章 AUTOMATE 勝手に回る「しくみ」をつくる
第14章 TRUST 不信のコストを削減する
第15章 PREVENT 問題が起こる前に解決する
Epilogue エフォートレス思考を生きる