「裏切られた自由 - フーバー大統領が語る第二次世界大戦の隠された歴史とその後遺症」(上下)
<所感>
8月15日を前後には戦争モノの報道が多くなる。ただしいつも、平和は大事、あの戦争は悲惨だった。そんな内容ばかり。
決して、なぜあの戦争がおきたかの深堀はされない。
本書は第31代アメリカ大統領ハーバート・フーバーがその戦争を振り返った本。
この戦争を語る際には「コミンテルン(共産党)」の関与は否定できず、結果としてその意図を組んだ連中が日本にもアメリカにいたということに触れないことは不可能である。
時間が経てば、機密文章が公開され、暗号化されたものも解読が進む。
そうして歴史上の事実は時を経ることにアップデートされる。
この流れを歴史修正主義として受けれない偏狭的スタンスを引き継ぐことは誰のためにもならない。
国営放送を名乗るNHKには本書を映像化してほしいものだ。