<メモ>
1)本書の3つの使い方
1.ディスラプター*のアイディアやビジネスモデルのカタログとして
2.イノベーションや起業についての理論や事業の作り方の学びとして
3.時代の空気を感じるものとして
*ディスラプター…イノベーションにより業界の勢力を一変させる新興企業のこと
2)クリステンセンの理論に基づくイノベーションの分類
・価値創造タイプ(新市場型・破壊的イノベーション)。新しい市場に、新しい価値。例 Uber。
・価格破壊タイプ(ローエンド型・破壊的イノベーション)。既存市場でコストダウン。例 Airbnb。
3)ディスラプターの3つのタイプ
1.プラットフォーム型(需要と供給をつなぐ)
2.ビジネスモデル型(常識を超えた顧客体験を生む)
4)ビジネスモデル型に必要な4つ視点
1.顧客の特化
2.顧客体験のシンプル化→生活や仕事で感じる面倒さ、複雑さをシンプルにする。
3.コストのフリー化
4.コストのサブスク化
<所感>
事例紹介が多く、ビジネスモデルのカタログとしての使い方が有意義と感じる本。
しかし多くの事例を見ると、もうディスラプターはでてこないような錯覚になるが、今日もどこかで新しいイノベーションが生まれている。業界秩序や商習慣といった常識に捕らわれないこと。これが第一歩であろう。