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【書籍】「ワークマンはなぜ2倍売れたのか」酒井大輔

<所感>

高機能かつ低価格帯で市場の空隙に張り込み急成長を遂げたワークマン。

結果を聞くと、なるほどと感じることであるが、単に「高機能x低価格」にはとどまらないワークマンの成長要因を感じることができる。

重要なのは「やらないこと」を決めること。戦略構築においては、何をやるかに焦点が向けられるが、やらないことを決めこと。この点は重要であり、決断が難しい。

しかしワークマンは元総合商社出身のリーダー(創業者の息子)のもと、この点を実践。

その意味で、マーケティングの学びとなる。

 

<メモ>

1.やらないこと

目的:店舗管理能力を最大化。

手段:店の標準化、マニュアル化。それ以外はしない。余計なことをしない。

 

2.実施策

・初期の店舗でABテスト(構成要素のテスト)を実施。差分を分析、次に活かす。

・善意型SCM(サプライチェーンマネジメント)…サプライヤーに納品量を委ねる。

・いい製品をベンチマークして、オマージュ…例 厚底靴はHOKA ONE ONE。拘る部分と諦める部分を見極める。

 

3.競合の定義

AMAZONが競合。目標は販促費を使わずに売り切ること。これをやっているのがAMAZON

・スローガン。AMZONに定価、販促費、配送費で負けない。