有権者として選挙において一番やってはいけないことは投票しないこと。
例えば議席が1つに対して候補者が2人で、そのどちらにも入れたくない場合でも投票する。
どちらがより最悪かを考えて、その逆に投票する。
投票は貴重な権利だからで、誰もに投票権があるというのはとても崇高なものであるのは歴史を見ると明らか。
しかしなかなか投票したい人がいないことも事実。
(だったら自分が立候補したら?というツッコミはスルー)
特に国政の小選挙区であれば尚更だ。選挙が家業化しつつあり、イツメンが登場するので選択肢が無い。
そんな中、今回の衆議院補選の東京15区。
イツメンが消えたことで9人が立候補という状況。
今一度考えたい。投票とは自分が政策、そして理念を指示できるところに一票を投じるもののはずということを。
特に理念。これを重要視する。理念なき政策は枝葉末節であり、ポピュラーへの迎合の臭いが漂いまくる。
そして理念がないと自分のスタンスに立脚できない。スタンスに立てないリーダーは要らない。
例えば「憲法9条の改正についてどう思いますか?」と聞かれて「改正必要」でも「改正は不要」でもなく、「議論します」という回答するような候補者は理念が無い典型例。
耳障りのいい政策を話してそれ以上に自分の名前を連呼してとにかく知名度があげる。
そして組織票があるものが勝つ。
選挙がそんなゲームになっているのは有権者にも非があるが、これを良しとしてきた選挙の構造にも責任はある。
国会議員は誰のためにいるのか。何のためにいるのか。
その意味を考えて投票したい。
願うのは「日本の未来、特に次世代にひかりを」。これだけ。
東京15区の有権者より。