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【書籍】「オリジン・ストーリー:138億年全史」デイヴィッド・クリスチャン

<メモ>

オリジン・ストーリーとは「万物の起源の物語」

壮大な振り返りにより、根源的な問い「我々はどこに向かうか」を問う。

 

特筆すべきは、この歴史の重要な転換点である「臨界」を以下の8つとしていること。

この分け方が秀逸。

臨界1:宇宙の始まり

臨界2と3:恒星と銀河

臨界4:分子と衛星

臨界5:生命

臨界6:人間

臨界7:農耕

臨界8:人新世

 

この臨界で最も大きな点化点はbefore 生命、after生命である臨界5であるのは異論はないだろう。

その次は何か?

19世紀半ばの化石燃料テクノロジーか、19世紀後半~20世紀半ばの近代化か。

それとも、20世紀半ば以降の時期である大加速(グレートアクセラレーション)か。

 

グレートアクセラレーションはこれまでの歴史の中でも特筆すべき多くの変化をもたらした。

最も恐ろしいのは兵器生産力の増加。

 

この現状を踏まえて、作者は臨界9を予想する。

臨界9は持続可能な世界秩序が崩れること。時期はあと、、、XX年後。

 

<所感>

ビックバン以降の宇宙創成から現代にいたる壮大なヒストリー。

歴史を学ぶ意義と意味を起させる一冊。