今年4月に実施された衆議院議員の東京15区補欠選挙は日本保守党の飯山氏に投票した。
理由はかねてから飯山氏の書籍の内容(特にイスラム教への見解とその移民に対する警鐘)が参考になっていたから。そして当時は日本保守党の考えに賛同する点が多かったから。
しかし今はこの党への賛同は皆無である。
日本保守党は24年10月の衆院選で国政政党になった。
着目すべきはこの衆院選で初めて党の設立者のお二人(百田氏、有本氏)が立候補していたこと。初の国政選挙だった東京15区補選にはこの二人は立候補していないのだ。
結党して初の国政選挙の立候補者。それは党の今後の左右する重責のはずだ。普通は設立者が立候補する。
しかし重責を背負って先陣を切ったのは設立者の百田氏でも有本氏でもなく飯山氏であった。
実際、飯山氏は15区内で2月ごろから街頭で政治活動を始めていた(選挙活動はあくまでも選挙期間のみなので政治活動)。
そして選挙後に日本保守党は落選した飯山氏を切り捨てた。
日本保守党には政党助成金も支払われている国政政党である。
保守を掲げ国政に一石を投じるかと思えたが早速、寄付金控除問題など多くの点が指摘されている。
でも個人的に最も失望したのは国政選挙の先陣を切った人間を切り捨てたことだ。
仲間を大事にできない人は信用できない。
シンプルにそれだけ。
ゆえに日本保守党は冷めた目で見ている。
飯山氏はYouTubeはおそらく注目を集めるためにかなりユーモアを交えているのだろうが、その内容は論理的でキレキレ。
今後また選挙に出られるのかわからないけど、イスラム思想研究という専門性はきっと今の国政に足りないものであることは間違いない。