本書の発刊は2015年。すでに過去の本であるが、当時、既に「現在」が起こっていた
とがわかる。
<メモ>
・未来の働く姿は?
①国内:「家庭と仕事の両立は男女共通の課題」となる。
例えば、国内の保育所の定員増の施策は近視眼的かつ短期的な対策にすぎない。
②グローバル:先進国で生まれたという優勢性がなくなる。
→同一労働・同一賃金は新興国が先進国から雇用を奪う論理であり、今後の主流となるから。
→現状の「日本企業の年功序列型賃金制度」は「給与は仕事の対価という考え方」と
真逆
・「ワークシフト」を踏まえて、何が求められる?
ストック(貯金、資産、肩書、人間関係)からフロー(稼ぐ力、何歳でも人間関係を
構築する能力)。
・働き方についての本書の提案は?
20代以降と40代以降で2つの働き方を考える。机上の検討でも可。
40代は人生の限界感と向き合う時期。人生の優先順位を確認することに意義はある。
・しかし今の仕事を辞めるとお金はどうする?
「収入」ではなく「支出」に着目。自分の将来の支出を見極めて人生設計を検討する。
支出を切り詰める、老後にいくら貯めるという一般論ではなく、自分のケースでどうなるかを考える。
いつかやるではなく、今やる。老後に備えている間に、人生が終わってしまわないよ
うに。
・オリジナルの人生設計のために必要なことは?
市場で稼ぐ力を身に着ける。市場感覚を身に着ける。
大組織への就職は一般的に価値組。しかし、市場を意識できなければマーケットで生きていけない。大企業にい続けることに危機感を持つことが重要。
<アクション>
・自分のキャリアの未来のモデルを言語化する(3~5個)。
・名刺を使わないで市場に向き合うには?を考え、実行する。