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【書籍】「ザイム真理教」森永卓郎 ~ 日本における肥大化した権力構造の最大の弊害

「ザイム真理教 - それは信者8000万人の巨大カルト」森永卓郎

 

<所感>

ザイム真理教、それは財政均衡主義を経典とする財務省の権力構造である。

経典に意義唱えることはご法度。そのために日本国民が貧しくなったとしても、だ。

この代表例が「国民一人当たりのXXX百万円の借金」というフレーズ。

誰でも一度は聞いたことがあるフレーズ。

しかし落ち着いて考えるとここにはバランスシート(BS)の観点が欠如している。

 

King of 省庁である財務省はその権力があまりに大きい。

予算(金)を集める、配分する。これを一手に束ねている。

そして、外局には国税庁をもつので、小さな瑕疵であっても「脱税調査!」という御旗を掲げて強制調査が可能。

こうなると国会議員は太刀打ちできない。

 

さてどうするか。

「課題の解決には構造で対応」とはよく言ったものである。

まずは義務教育で簿記3級は必須にするのは手じゃないだたろうか。

複式簿記はBSがマスト(あとはPL、キャッシュフロー)。

国の借金ガーというフレーズはBS視点で見るとBS右側のごく一部を見ているに過ぎない。

木を見て森を見ず状態。

国益を損ない国民を蔑ろにする官僚が一番の負債であるはずだ。

 

 

ザイム真理教

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<目次>

第1章 ザイム真理教の誕生

第2章 宗教とカルトの違い

第3章 事実と異なる神話を作る

第4章 アベノミクスはなぜ失敗したのか

第5章 信者の人権と生活を破壊する

第6章 教祖と幹部の豪華な生活

第7章 強力サポーターと親衛隊

第8章 岸田政権は財務省の傀儡となった