「人は聞き方が9割」永松茂久
<所感>
傾聴の重要性とポイントを説く本。
ポイントは嫌われない聞き方を身に着けましょうということ。
「感嘆+賞賛」(例:すいごいね。よかったね)と相槌をするというのはシンプルだが効果的のようだ。
気になる点。
嫌われない聞き方の事例として「結論をせかさない」や「価値観を押し付けない」がある。
しかしこれはどの場面かによるはずだ。
特にビジネスの世界では結論ファーストや要点を整理して話すという、話し手の改善がより重要のはず。
相手の傾聴にかまけて、自分の話し方を改善しなくてもよいという思考となることは避けたい。
また聞くことで手に入れられるメリットととして「語彙力が少なくてすむ」という点は新鮮な視点だ。
ただし、外国語を使用する場であれば自分も含めて99.9%の日本人はこうなる。
これはメリットといえるのかな。
<目次>
第1章 なぜ「聞く人」はうまくいくのか?
第2章 人に好かれる人の聞き方
第3章 嫌われない聞き方
第4章 「また会いたい」と思われる人の聞き方