投資と読書と平凡サラリーマンの私。

読書とランニングと投資を行う平凡な社会人のブログ

【書籍】公安調査庁

公安調査庁」手嶋龍一、佐藤優

 

<所感>

国家の針路の決定に重要なのは情報であり、その情報収集に特化した諜報活動(インテリジェンス)を履行する組織が公安調査庁。日頃は目立たないが重要性はとても大きい。

 

組織の特徴

その1:設置目的は共産革命の阻止

その2:正確な情報を掴み、しかるべき場所に伝えることが役割(政治的意思決定はしない)

その3:逮捕権はもたない

 

しかし、いろいろな情報に触れるのは一般人の日々の仕事でも同じ。

自分の接する情報のどれがオシント(公開情報をに依拠した情報)、ウェビント(ウエブ情報)、ヒューミント(人的な情報)であるか仕分ける。

こうすることで自分の仕事を客観的に冷静に評価することができる。

 

また、国際情勢の世界を的確につかむには公安調査庁の公開情報「内外情勢の回顧と展望の最新版」に目を通すことが大事。読んでみよう。

http://www.moj.go.jp/content/001335845.pdf

 

<目次>

第1章 金正男暗殺事件の伏線を演出した「最弱の情報機関」

第2章 コロナ禍で「知られざる官庁」が担ったもの

第3章 あらためて、インテリジェンスとは何か?

第4章 「イスラム国」日本人戦闘員の誕生を阻止

第5章 そのDNAには、特高陸軍中野学校もGHQも刻まれる

第6章 日本に必要な「諜報機関」とは