「翻訳できない世界のことば」エラ・フランシス・サンダース
<所感>
厳密な意味で人工言語ができないことがわかるともいえる。
その言葉に含まれる意味はその言葉が使用される地域や国の文化、慣習といった風土が含む。
というかだからこその言語かもしれない。
*以下の単語はすべて英語表記。
ヒンディー語:JUGAAD(名詞)
意味:最低限の道具や材料でとにかくどうにかして問題を解決すること
↑これはなんだかとても哲学的な単語。
ウェールズ語:HIRAETH(名詞)
意味:帰ることができない場所への郷愁と哀切の気持ち。過去に失った場所や、永遠に存在しない場所に対しても。
↑
言われてるみるとそんな思いを持ったことがある。日本語で言語化しようとするととても説明的になるが、なんだかすっきりする言葉。
ちなみに本書では日本語から「積ん読」「侘びさび」「ぼけっと」がチョイスされている。
確かにぱっと英訳が思い浮かばない。。