投資と読書と平凡サラリーマンの私。

読書とランニングと投資を行う平凡な社会人のブログ

【書籍】「狭小邸宅」新庄耕 ~ 仕事、仕事の青春小説

「狭小邸宅」新庄耕

 

<所感>

戸建て住宅販売員の若者を書いた小説。

前半は結果を出せない自分と克明すぎるそのブラック企業ぶりの描写が印象的。

後半は実績がついてくるが何か満たされないという葛藤が見事に行間に表現されている。

 

なんのために仕事をするのか。

年月を重ねるとそれすら思わなくなることもある。

そう考えるとそんな自問自答は若さゆえのかもしれない。

きっと自分には他の可能性があるからそう感じるのかもしれない。

 

仕事でどんなに結果を出しても不安がある。

仕事以外の世界が無いと思うからそう考えてしまうのだろう。

 

 

 

 

 

 

【書籍】「わが投資術 市場は誰に微笑むか」清原達郎 ~ 健康はプライスレス

「わが投資術 市場は誰に微笑むか」清原達郎

 

<所感>

個人資産800億円の伝説的サラリーマントレーダー。

投資のアドバイスもあるがちりばめられた人生訓の読み物として読んでも面白い。

そして本文はですます調の敬体で書かれているが、時折、「でしたかねえ。」と口語がでてくる。

このせいか全体的に柔らかい印象となっている。

 

投資のアドバイスもあるが、投資初心者は「8章 やってはいけない投資」が重要だろう。

ここでは一発目に「ESG投資はナンセンス」と言い切っている。

このスタンスは激しく同意する。

ともあれ、何をするかよりも、何をしないかが大事とはよく言ったものだ。

 

ちなみに著者は咽頭ガンで声を失っている。いくら資産があっても声は欲しい。

やっぱり健康第一である事に気が付く。

 

なお、本書で書かれている投資のアドバイスは以下の通り。

・対象は小型株。PER、PBR割安。

・ネットキャッシュ比率*0.6倍以上。

 ネットキャッシュ比率=(流動資産+投資有価証券 x 70% - 負債)÷時価総額

・3~5年で2倍を狙う→これができたら苦労しない・・・

 

 

 

 

<目次>

第1章 市場はあなたを見捨てない

第2章 ヘッジファンドへの長い道のり

第3章 「割安小型成長株」の破壊力

第4章 地獄の沙汰は持株次第──25年間の軌跡

第5章 REIT──落ちてくるナイフを2度つかむ

第6章 実践のハイライト──ロング

第7章 実践のハイライト──ショート・ペアートレード

第8章 やってはいけない投資

第9章 これからの日本株市場

【運動】かすみがうらマラソン2024の準備①:危機感をモチベーションに。

Road to かすみがうらマラソン2024

 

今シーズンのフルマラソン2本目はかすみがうらマラソン。4/21開催。

最近あまり練習ができていないがそろそろ本格的に、、、。

まあそう考えている時点で準備が遅いのだが。

ここでなんとなく1年ぶりぐらいに体重計に乗ってみたら人生最大値と対峙。

驚愕。

最近食べ過ぎとは思っていたがここまでとは。

もはやどんなメニューをするかではなく、どれだけ体重を絞れるかが重要のような気がしてきた。

▲3kg絞ることを目標にこれよりかすみがうらマラソンへの道をスタート。

 

目標:1秒でも自己ベスト更新。

 

今週の実績

3/21:体重計に乗って驚愕の日。ショック。

3/22:ジムでジョグ6k

3/23:ジムでジョグ5k→ゆるいペースラン5k

3/24:ジムでジョグ5k→ペースラン合計5.5k(5k走のつもりがレストを挟んでしまう)。

 

 

 

【書籍】「なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか」古屋星斗~質的負荷というトレーニングを

「なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか」古屋星斗

 

<所感>

〇〇世代、今ならば若手は「Z世代」と称される。しかしどの世代であっても一括りにするのは禁物だろう。

特に今はなおさら。それは職場が変わったからとのこと。

特に働き方改革の影響は大きい。その功罪は今後も明確になる気がする。特に「罪」の方が。

働き方改革は見たかをバリバリ働きたい自由を制限するものという側面があると感じることがその理由だ。

 

本書で「会社に不満はないが、不安がある」といっている点がその理由。

「職場がきつくて辞めたい」と言う若手がいる一方で、「職場が緩くて辞めたい」という若手も存在している。

 

そう考えると各職場(会社)がどのスタンスを取るかが重要なのかもしれない。

個人的には20代こそは負荷をかけて働くべきというスタンス(昭和的価値観と言われそうだが。。)

でも強度の強い負荷をかけることで筋肉ができるように、負荷をかける時期は必要。

しかも自分というリソースを最大限に仕事につぎ込むことができるのは若いうちと思うからだ。

 

ただし、昨今はそんなことを表立って言いにくいご時世でもある。誰得だろうか、このムーブメントは。

一つ言えることは若手へのアプローチは試行錯誤しかないが、その不可を個々のマネージャ世代に押し付けないことだと思う。

あくまでも組織としての課題としないと。

 

 

 

 

<目次>

第1章 「Z世代」は存在しない―二極化する価値観と、若者論のウソ

第2章 「ゆるい職場」と若手の不安―若者を取り巻く変化を理解できているか

第3章 若手は会社をこう見ている―職場では聞けないZ世代の本音

第4章 心理的安全性だけでは活躍できない―「キャリア安全性」という観点

第5章 若手を育成できる管理職、できない管理職―育成に成功しているマネジャーを科学する

第6章 「ゆるい職場」時代の育て方改革5つのヒント―質的負荷をいかに高めるか

第7章 「優秀な人材ほど辞める」を食い止めるには―「二層化した若手」を適切に育てる方法

第8章 若手がひらく、会社と社員の新しい関係―「ゆるい職場」時代の組織論

【音楽】NOFXツアーとPUNKSPRING ~余韻に浸って健さんのコラムを読み返す

NOFX大阪公演からのパンクスプリング2024。

余韻と感傷に浸っている。

 

NOFXのJapanフィナルツアー参加は恒さん、難波さん、健さんのハイスタ3人の約束だった。

その約束事項が全て終わってしまった。

ZAXさんのドラムより見事にライブを成立させたのだが、ハイスタは本当の意味で次のステージに移る。

 

改めて健さんのあのコラムを読む。

昨日の今日だから読む。

https://www.pizzaofdeath.com/column-ken/vol-107/

恒さんへの思い出と愛情に満ち溢れたコラム。

人生の中で誰かと希望と野望をもって情熱を注いで、そして事を成し遂げる。

バンドとは友人なのか、仕事なのか、それとも家族に近いのか。

それが何かわからないけど掛けがえのない仲間と言えるはずだ。それがわかる。痛いほどに。

 

ハーボルを飲みながら、久々に読みかえると涙が止まらなくなった。

(コラムより)「僕達は、世界一のロックンロールバンドだった。」

いや、まだ過去形じゃない。

 

 

 

 

 

【音楽】PUNKSPRING 2024 ~NOFXのための一日

2024.3.17 PUNKSPRING 2024の2日目はNOFXのための日だった。

 

NOFXの前にはハイスタ。

Fat Wrenchのスタジオで初めてレコーディングをしたというGrowing upから始まる。

この瞬間に一気にボルテージは最高潮に。

そしてNOFXのツアーで初披露目のMy first kiss、そしてBrand new sunsetも。

Brand new sunsetの切なさは何とも言えない。きっと、ここにいた多くのオールドキッズ、40代や50代の人間があの頃を思い出したことだろう。

途中で難波さんはこんなことを言った「NOFXの日本でのライブはたぶんこれで終わり。でも俺たちはまだまだ続けます」

この言葉に力をもらった人はどのくらいいただろう。

ハイスタと同じ時代に生まれたよかった。本当に。

 

一般チケットエリアのほぼ最前列はどこかのライブハウスのようなダイバーの嵐。

終演後はTシャツを汗が絞れるほど。そんなハイスタのライブ。

ラストはTurning back。ハイスタはまたライブするよ。そんなメッセージと信じたい。

 

NOFX。ハイスタがリスペクトしてやまないNOFX。それは他のバンドも同じで、NOFXのライブ時にはステージの両袖に多くの見学者が。きっとみんなバンドマンだろう。

バンドがバンドをリスペクトする光景はとてもいい。

ラストは長尺で有名なDecline。みんなが待ち望んだであろう難波さん、健さんが飛び入り参加で締める。

NOFX、ありがとう!

 

 

The Greatest Songs Ever...

The Greatest Songs Ever...

  • アーティスト:NOFX
  • Epitaph
Amazon

 

【日常】ハイスタのMAKING THE ROAD Tourの思い出~札幌に飛ぶ~

1999年の某日。大学時代。大阪の下宿先のローソンのロッピーの前でスタンバイ。

チケット発券時刻と同時に購入を試みるも空いているは札幌公演のみ。

遠いなあと一瞬迷ったが購入。

 

7月、飛行機で関西から札幌へ。向かう先はZEPP SAPPORO

7/18 Hi-STANDARD「MAKING THE ROAD Tour 札幌公演」である。

初めてのハイスタライブに興奮と感動したたま友人宅で一泊。

夏休みの塾講師のバイトのため翌日には札幌から北陸に向かった。

バイト代が飛行機代でかなりふっとんだが、ただただ満足。

これからバイトしたらもっとライブに行ける。

大人になって働いたらさらにいけるはず!

 

そんな99年夏の思い出。

まさか翌年の2000年からハイスタが実質解散とも言える活動休止になるとは。

そこから復活まで11年かかるとは。

そしてその12年後にドラムの恒さんが亡くなるとは。

 

そして大人になると交通費がどうとかよりも時間が貴重であることに気が付く。

ライブもなかなかいけない。

 

さらに加えてバンドは水物である。今日が最後かもしれない。

ただただその瞬間が続いているだけであり、いつ終わるかわからない。

だから見たいと思ったバンドのライブはそう思ったときがまさに行くべき時だ。