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【雑記】安倍晋三元首相に対する追悼演説や弔辞、追悼の辞に胸を打たれる

10/25に衆院本会議で立憲民主党野田佳彦元首相によって安倍晋三元首相に対する追悼演説が行われた。

名文。泣ける。そして政治家としての本文が表れていたことがとても印象的だった。

 

「私は、生前のあなたと、政治的な立場を同じくするものではありませんでした。

しかしながら、私は、前任者として、あなたに内閣総理大臣のバトンを渡した当人であります。

(中略)先人たちが味わってきた「重圧」と「孤独」を我が身に体したことのある一人として、あなたの非業の死を悼み、哀悼の誠を捧げたい。」

全文:

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/186993?display=1

 

国権の最高機関であり、国の唯一の立法機関の国会。

一日3億円の運営費がかかると言われる国会の審議。

なんでんも審議できる予算審議の場を、とにかく非難する場として、ワイドショーにウケる場としてしか考えていない特定野党の議員はこの言葉を聞いてなんと感じただろう?

何も感じないから現状の支持率なのだろうけど。

 

しかし、麻生副総裁の弔辞といい、菅前首相の追悼の辞といい、胸を打たれる言葉が多いなあ。

 

麻生副総裁の弔辞 全文

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220713-OYT1T50080/

 

菅前首相の追悼の辞 全文

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220927/k10013839151000.html

 

 

【雑記】いつかは100マイルレースを完走したい

いつかはどこかの100マイルレースを完走したいと思っている。

 

そして今年の1月には「いつか、どこか」ではなく時期は2023年になんとか完走できそうというという意味でUTMFがベストだなとぼんやりと考えていた。

しかし、ぼんやりし過ぎていた。

そもそも2023年UTMFにエントリーできる資格がなかった(ポイントゼロ!)

 

2023年(と2024年)は100kmまでのレースに参加する時期になる。

今から予定を立てよう。

 

先日、UTMF2023の大会概要発表があった。

エントリー費用等も含めていろいろ賛否があるようだ。でも結局はそれは価値観によるものだと思う。

例えばUTMB。

参加資格や走力があったとしても、自分にとってUTMBに参加するのは「時間の制約」のハードルがとにかくあまりにも高い。

 

しかしそう考えると今年のUTMFはいろんな意味でチャンスだったな。。

 

【書籍】「憲法学の病」篠田英朗

憲法学の病」篠田英朗

 

<所感>

良書中の良書。

問題の原因を都合の良い解釈をして論理(らしきもの)を展開し、自説を肯定するのは詭弁の論法の一つ(これはストローマン論法)であるが、これが日本の憲法学の大本にあることを丁寧に指摘し、説明している本。

そこにあるのはまっとうな憲法論議や学術的な視点はなく、概念操作や開き直りだけだ。

 

例:日本の憲法学にとっての「戦争」・・・侵略者にとって攻撃された際の自衛行動も「戦争」。だから違憲

→実際は「自衛権の行使」と違法化された「戦争」は別もの。

 

日本の憲法学にとっての「交戦権」・・・自衛戦争には「交戦権」なるものが必要。

→現代国際法で「交戦権」は存在しない。

 

世の中でいらない職業や学問があるとすれば筆頭は、“日本の憲法学の研究およびその学者“と思っていた。

しかし、著者は、歴代の東京大学法学部教授陣(宮沢俊儀や長谷部恭男など)やそんな教授陣と結びつきの強い憲法学者(高見勝利や木村草太など)のみを批判の対象としている。

その点で著者は非常に紳士的であり、ロジカルである。

 

日本国民はもちろんだが、国会議員は必読の書として頂きたい。

 

<目次>

第1部 憲法ガラパゴス主義から解放する

本当の憲法9条1項「戦争」放棄

本当の憲法9条2項「戦力」不保持

本当の憲法9条2項「交戦権」否認

本当の憲法前文一大「原理」

本当の憲法前文「平和を愛する諸国民」

本当の憲法前文「法則」

本当の「集団的自衛権

本当の「砂川判決」

本当の「芦田修正」

第2部 ガラパゴス主義の起源と現状

宮沢俊義教授の謎の「八月革命」

長谷部恭男教授の謎の「立憲主義

石川健治教授の謎の「クーデター」

木村草太教授の謎の「軍事権」

【書籍】「あつかったらぬげばいい」ヨシタケ シンスケ

「あつかったらぬげばいい」ヨシタケ シンスケ

 

<所感>

あるべき姿と現在の状態のギャップが課題。その差を埋めることがやるべきこと。

それがわかれば目標に向かってアクション。もちろん、PCDAサイクルを回してナンボ!

 

目標は達成するもの。できない理由よりもできる理由を!

 

誰かに勝つことも大事。でも一番のライバルは自分。昨日の自分よりも少しでも成長!

 

そんな日々奮闘のオトナたちへ。

いまやっていることは本当にやりたいことですか?

月曜日がくることをどう思っていますか?

暑くても我慢して着ていることが正義ですか?

 

「おとなでいるのにつかれたら?」

 

何よりも自分へ。

【書籍】「イノベーションの競争戦略」内田和成 編著

イノベーションの競争戦略―優れたイノベーターは0→(生み出す)1か?横取りか?」内田和成 編著

 

<所感>

イノベーションの誤認と再定義をしっかりと言語化してくれる本。

イノベーションは技術革新ではなく、顧客の行動を変えることだという。

 

先行する他社がいても、まだ付け入る隙はある。

“トンビに油揚げをさらわれるという格言があるが、油揚げをさらったものがイノベーター“

この一文は本書の凝縮だ。(言うまでもなく、油揚げをさらうことは特許侵害等を意味するものではない)

 

また、イノベーションとなるドライバーは3つ。社会構造、心理変化、技術確認。

社会構造・・・例:人口減少ではなく、独居増による世帯数増加

心理変化・・・例:コロナによる外出控えではなく、居住空間の充実の重視

技術革新・・・自社だけではなく、業界や社会インフラも対象

 

なによりも本書のイノベーションは組織変革にも通じるものがある。

例えば部署統合。その意義をどこに見出して、どう推進するか。参考になる。

 

<目次>

序章 イノベーションを問う

第1章 競争戦略としてのイノベーション

第2章 イノベーションのトライアングル

第3章 イノベーションのストリーム

第4章 逆転のイノベーション

第5章 連続するイノベーション

第6章 イノベーション成功への提言

【書籍】「中国共産党暗黒の百年史」石平

中国共産党暗黒の百年史」石平

 

<所感>

百年史である。つまり古くてもたったの100年前。

随分と過去の歴史というよりもついさきほどの出来事。そして何よりも現在進行形なことも多い。

 

どちらが酷いかという比較論に決してなってはいけないが、ナチスユダヤ人虐殺のような出来事を恒常的に行っている。易姓革命における過去否定が継承されて、独裁主義となるとこうなるのか。

日本は大陸から多くの文化を学び昇華してきたが、この点を学ばなかった先人の英断は素晴らしい。

(ただし共産主義にはやられているけど)

 

1972年、日中国交正常化

日本はなんのために共産党政権の中国と国交を結んだのか。結ばなければならなかったのか。

この答えが求められるのは50年後の2022年、つまり今だろう。

 

<目次>

第1章 浸透・乗っ取り・裏切りの中共裏工作史

第2章 繰り返される血まみれの大量虐殺史

第3章 侵略と虐殺と浄化の少数民族弾圧史

第4章 紅軍内大虐殺、陰謀と殺し合いの内ゲバ

第5章 周恩来、美化された「悪魔の化身」の正体

第6章 女性と人民を食い物にした党幹部の貪欲・淫乱史

第7章 日本人をカモにした対日外交史と反日の系譜

最終章 危険すぎる習近平ファシズム政権の正体と末路

【雑記】人生で初めての献花をした日 - 安倍晋三さんの国葬儀 -

人生初の献花は、民主プロセスを経へ長きにわたり日本の政権を率いてテロの凶弾に倒れた安倍晋三のためとなった。
一般献花には並ぶ余裕がないので、自民党本部で献花し、合掌。
 
献花後に九段下に移動した。
ノイジーマイノリティーサイレントマジョリティが混在。
あっち系の方々は本当にノイジー。今日ぐらいは静かに迎えることができないのか。
 
 マスメディアは「国葬6割反対。これが民意」と報じていたが、本当にそれ民意がだろうか。
一般献花に並ぶ果てしない行列。そこには弔意の強制なんてものは1mmもない。
ここに答えがあるだろう。
 
ついでに靖国神社を参拝し、帰路につこうとした16時半ごろ、今から一般献花をしたいうというご年配の方が警官に結果場所を聞いていた。しかしもう今から列に並ぶことはできない時間。
そんな会話が聞こえたので、その方に、自民党本部でも献花できますととお伝えした。
 
安倍さんがまいた種を芽吹かせるのは残された自分たちの役目だ。
 
 
写真1 自民党本部の献花台


写真2 表現の自由が守られた日本で、拡声器でノイジーに何かを主張する方々