「世界秩序が変わるとき―新自由主義からのゲームチェンジ」齋藤ジン
<感想>
ソロスを儲けさせた伝説のコンサル、、らしい。
著者は「自分の仕事は環境の変化を見極めること。その変化を認識して、自分が満足
にいく選択をする準備をして欲しい」というスタンス。
読んでいると、どうしても、結局どうしたらよいのか?と答えを求めてしまうが、本
書は文字通りの相談する(consult、コンサル)の姿勢を貫いている。この点では好
みは分かれそう。
新自由主義的がもたらした結果ー本書は何が是非と言わず結果を淡々と述べているー
やその次に来る世界観への考察も書かれているが座視できないのは中国の失業率の行
きつく先。
「2023年6月い若者(16~24歳)の失業率が21.3%と3か月連続で最高値を更新」
「この20%ペースが続くと単純計算すると5年間で1000万人もの若者が就職できずに
社会への不満を募らせることになる」
「これだけの数の怒れる若者を吸収することができるのは軍と戦争以外には見当たら
ない」
本書は全体としてこれから来る変化は日本にとって大きなチャンスと述べている。
しかし隣国の状況を鑑みると決して楽観視はできない。
<目次>
はじめに 日本復活の大チャンスが到来した
第1章 新自由主義とは何だったのか?
第2章 私はいかにして新自由主義の申し子になったのか
第3章 「失われた30年」の本質
第4章 中国は投資対象ではなくなった
第5章 強い日本の復活
第6章 新しい世界にどう備えるか
