投資と読書と平凡サラリーマンの私。

読書とランニングと投資を行う平凡な社会人のブログ

【雑記】心から「日本を守る」と言えた政治家、それが安倍晋三

日本の政治史に残る政治家だった安倍元首相が帰らぬ人となった。 近年ではとても稀有な、そして確実に偉大な政治家だった。 それは各国の首相や元首からのお悔やみの言葉を見ても明らか。 あのとき日本のリーダーは世界のリーダーになっていた。 これから氏…

【書籍】「なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか」門田 隆将、竹田 恒泰

「なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか」門田 隆将、竹田 恒泰 <所感> 題名の質問に一言で答えるならば「日本の国体が破壊されるから」だろう。 しかし、この答えがぱっと理解できない。 なぜならば我々は日本とはどんな国か?国体とは何か?を教えられていない…

【書籍】「武器としての交渉思考」 瀧本 哲史

「武器としての交渉思考」 瀧本 哲史 <所感> 交渉ごとにはきっと魔法の杖のような特別なテクニックが存在するはず。それさえわかれば。 そう思ってハーバード式~とか心理学的~とタイトルの交渉術の本を手に取りがちである(自分もそうだ) しかし、本の…

【書籍」「臓器収奪―消える人々 中国の生体臓器ビジネスと大量殺人、その漆黒の闇」ガットマン・イーサン

「臓器収奪―消える人々 中国の生体臓器ビジネスと大量殺人、その漆黒の闇」ガットマン・イーサン <所感> 中国の生体臓器移植ビジネス。 その言葉以上にその中身は恐ろしい。何よりも隣国で現在進行形で行われている。 本書は「どのように臓器が収奪されて…

【書籍】「東京のレトロ美術館」 からの【美術館】岡本太郎美術館へ

「東京のレトロ美術館」文章:とに~/写真:青山裕企 <内容> 東京の美術館33館を「レトロ」という切り口で紹介した本。 美術作品ではなく美術館そのものにフォーカスしているところが面白い。 写真が豊富だがなぜかジャンプした著者が被写体となっている。…

【書籍】2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義」瀧本哲史

「2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義」瀧本哲史 <所感> 2019年に47歳と若くして亡くなった著者が、2012年の40歳の時に東大で講義をした内容。 自分が40歳の時にこんなことは5%も言えないなあと思いつつ、そもそも本書は10代…

【書籍】「変な家」雨穴

「変な家」雨穴 <所感> 不思議系かつ独創的Youtuberの雨穴(うけつ)氏の作品。 結論としては同タイトルの動画の方が完成度が高く、小説版の本書は後半が冗長的である点が否めない。 しかし一つの間取りから、違和感を覚えて、妄想とも言える仮説や考察の…

【書籍】「教育格差の診断書―データからわかる実態と処方箋」川口俊明 編

「教育格差の診断書―データからわかる実態と処方箋」川口俊明 編 <所感> 日本の省庁で最も不要なところは文部科学省だと考えているが、この本のようにデータを踏まえた教育格力の是正を講じることができるとその存在意義があると言えるかもしれない。そん…

【書籍】「解きたくなる数学」佐藤雅彦

「解きたくなる数学」佐藤雅彦 <所感> 「ピタゴラスイッチ」の生みの親(とそのチーム)が作成した数学問題集。 もっとも数学問題集というよりも、算数というか数字や図形ゲームの様相が強い。 最後の問題「問23 タイルの角度」は本書を作成のきっかけとな…

【書籍】「アイヌ先住民族、その不都合な真実20(改訂増補版)」的場 光昭

「アイヌ先住民族、その不都合な真実20(改訂増補版)」的場 光昭 <所感> 政治的イデオロギーが先行すると歴史の振り返りは結論ありきとなることがよくわかる。 特に日本にはある種のイデオロギーの結論はほぼ同じである。 「日本が悪かった。謝罪と賠償を…

【書籍】「資本主義の再構築―公正で持続可能な世界をどう実現するか」レベッカ・ヘンダーソン

「資本主義の再構築―公正で持続可能な世界をどう実現するか」レベッカ・ヘンダーソン <所感> 資本主義は格差の元凶。ついては格差是正して平等な社会実現のためには資本主義から脱却して、共産主義や社会主義に。 本書は決してそんな内容ではない。(そんな…

【書籍】「なぜ脳はアートがわかるのか」エリック・R・カンデル

「なぜ脳はアートがわかるのか」エリック・R・カンデル <所感> 大学生時代に微生物をつかって金属のナノ粒子を合成する研究をした。この時の微生物は異化的金属還元細菌と呼ばれるもの。この「還元」とは物質が原子を受け取る化学反応のことで高校で習うそ…

【書籍】「情報を活用して思考と行動を進化させる」田中志

「情報を活用して思考と行動を進化させる」田中志 <所感> 題名の実現のためには当たり前の考え方が重要という内容。そして行動力が重要ですと。これまた当たり前。 しかし当たり前のことはできないもの。 それならばいっそ、当たり前とは何か?という点を…

【雑記】メロコアを中心とした90年代~2000年代の音楽を懐かしむ

90年代ごろにライブハウスでチラッと聞いた音楽。 アルバムやデモテやらライブ映像やらををYou tubeで見つけては聴いている。 懐古主義、バッチコイ。 今週の音楽たち。 3.6MILK「3.6MILK」…Long Beachが入ったアルバム。何度もwalking on the beachを言えば…

【書籍】「最強の集中力 本当にやりたいことに没頭する技術」ニール・イヤール

「最強の集中力 本当にやりたいことに没頭する技術」ニール・イヤール <所感> 1. ハック的に参考になること ・To do listの作成は重要。ただし「何をしたいか」ではなく、「なぜしたいか」から始める。 ・注意散漫の戦いの大半は外部要因。特にメール。 対…

【投資】ポートフォリオでリスクヘッジ~ドル建て資産編

21年3月末を基準100%とした円ベースでの利益推移を確認。 ちなみに利益=確定分+含み益。 「含み益は幻」と思いながらこの合計値を指標にしています。 現状:22年3月でやっと21年3月末並みとなる。 この主な理由はPF46%を占める米ドル建て資産。円建て資産…

【書籍】「モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い」福田ますみ

「モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い」福田ますみ <所感> 「不登校のバレー部の高校生が自殺、その母親は学校でいじめの形跡があったと主張。学校はいじめを否定」 こんな話を聞くと、どう考えても学校が悪く、事実を隠蔽…

【書籍】「スターリン 家族の肖像」福田ますみ

「スターリン 家族の肖像」福田ますみ <所感> 20世紀はもちろん人類史上でトップクラスの独裁者のスターリン。 その家族(妻、子、孫)に焦点を当て、何人かには直接インタビューを行いスターリンの素顔に迫っている。 ソ連という社会主義の国の独裁者の家…

【書籍】「暗殺国家ロシア―消されたジャーナリストを追う」福田ますみ

「暗殺国家ロシア―消されたジャーナリストを追う」福田ますみ <所感> 日本では安倍政権をマスコミ(マスゴミ)やいわゆるリベラルの言論人が「アベ独裁」と評していた。 しかし、その台詞が言えることこそが言論の自由が保たれている一番の証である。 ロシ…

【雑記】手作り至上主義は焼き芋には適さない

焼き芋が好きだ。 イモ類は炭水化物豊富なので避けている。特にジャガイモは。 しかしさつまいもは別。食物繊維が豊富。このメリットはでかい。 手軽においしくさつまいもを食べるとしたら焼き芋一択。 自宅で作る場合は「オーブン170℃で1時間、その後一晩保…

【書籍】「父がひとりで死んでいた 離れて暮らす親のために今できること」如月サラ

「父がひとりで死んでいた 離れて暮らす親のために今できること」如月サラ <所感> 東京は日本中の田舎モノ集まる場所。半分は地方出身者でと聞いたことがある。 多くの人は故郷に実家があり、親が住んでいるだろう。そしていつか寿命を迎える時が来る現実…

【日常】人が枯れ木になるとき

共働きだった両親に代わって、子どものころ平日や夏休みに毎日のようにお世話になった第二の母と言える人に会ってきた。2年ぶりの再会。 会った理由は、3日前に、昨年末から急に体調が悪くなったと連絡があったから。 2年ぶりにあった第二の母は別人だった。…

【書籍】「カキフライが無いなら来なかった」せきしろ、又吉直樹

「カキフライが無いなら来なかった」せきしろ、又吉直樹 五七五の形式ではない俳句である自由律俳句集。そして俳句にまつわるエッセイと写真が少々。 気に入った句と一言。 せきしろ作品 「醤油差しを倒すまでは幸せだった」 幸せな場が些細なことで一辺。誰…

【書籍】「日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」」門田隆将

「日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」」門田隆将 <所感> 1890年、日本は和歌山県沖でトルコのエルトゥールル号の遭難を助けた。 それから125年後、1985年にテヘランが空爆された際に日本人を助けたのはあの遭難事故で恩義を感じ…

【書籍】「経済学者が語るスポーツの力」佐々木勝

「経済学者が語るスポーツの力」佐々木勝 <所感> 興味深かったのは2点。 ①スポーツすることは社会人に役に立つはず 認知スキル…国語、数学、英語などの学習指導要領によるスキル 非認知スキル…協調性、自己管理、統率力、忍耐力、思いやりなど スポーツは…

【書籍】「中原中也 (日本語を味わう名詩入門)」 荻原昌好 編

「中原中也 (日本語を味わう名詩入門)」 荻原昌好 編 中原中也は「汚れちまった悲しみに…」で有名で夭逝した詩人。そんな印象だった。 しかし彼の詩にまともに触れたことはなかったので本書を手に取ってみた。 総じてその詩の行間にはもの悲しさと寂しさが見…

【書籍】「母と子でみるアウシュビッツ」早乙女 勝元

<所感> ドイツ・ナチスが行ったアウシュビッツ強制収容所に関する本。 児童用書籍のカテゴリだが、写真やデータが豊富で読み手を選ばない。 驚異的なのはその写真の数と内容。 正直、昔の写真であるため解像度が低くくてまだよかったと感じるほどの正視に…

【ランニング】ダニエル理論におけるEペースランニングをやってみる

マラソンのトレーニングメインのひとつがトレッドミルでのEペース走。 今月からこのペースをアップしてみた。 ペース:昨年まで:5’27(11.0 km/h) → 22年1月から 5’13 (11.0 km/h) 結果:心拍数+6。ラン時は気持ちいい感じ。しかし翌朝の疲労度はぐっと増え…

「超加速経済アフリカ LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図」椿 進

「超加速経済アフリカ LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図」椿 進 <所感> 「データを基に世界を正しく見る習慣」が「ファクトフルネス」であるとすると、アフリカはイメージと実態の乖離が最も大きな地域かもしれない。 そもそも一口にアフリカと言っても…

【読書】「EV推進の罠―「脱炭素」政策の嘘」

「EV推進の罠―「脱炭素」政策の嘘」加藤 康子/池田 直渡/岡崎 五朗 <所感> 日本の将来を考える上で必読の書。 EV=脱炭素の救世主という決めつけをロジカルに分析している。 着目すべきは以下の点。 ①脱炭素のための選択肢をEVとすることは危険。選択肢…